本記事は今(2019年)から4年前(2015年)の内容です。
5月の連休に親類の集まりがてら岡山県の親戚の家から奥津温泉を目指しました。
この時が奥津温泉への初訪問です。
車で奥津温泉へ向かう道中、山の中に大きな湖を見かけましたと思ったら、どうやら湖ではなくダムのようです。
これは岡山県苫田郡鏡野町の一級河川「吉井川」の上流に建設された「苫田(とまだ)ダム」です。
ダムなんてウチの地元じゃ見かけない代物なので、「おお!すげぇ!」とはしゃぎながら持参したイチデジのシャッターを切りました。
後で軽く調べてみたところ、この地域は台風による洪水や降雨が少ないことによる水不足が深刻だったようで、治水と利水を両立して作られたようです。
建設を着手されたのは1957年頃で、地元の住民からは猛反発され、反対運動があったようです。
というのも、ダムの建設予定地には反対する地元住民の方々が住まう奥津町があり、
当然ダムが建設されれば町はダムの底に沈んでしまいます。
結局交渉は右往左往して、就任した町長が連続して辞任するなどして、町の運営に混乱が生じてくるなどのことから、最終的に建設は容認され、2005年にダムは完成して現在に至ります。
ダムの近くには道の駅が作られ、ちょっとした観光地になっています。
この場所は元々山中だったようですが、ダム建設に伴って山にこうして道を作ったようです。
この道の駅もはっきり言って山道の何もないところのど真ん中にあるようなものです。
でもその割にはお客さんは多いようで、大盛況してました。
中には地元の工芸品やお土産物などが扱われていました。
裏はテラスのようになっており、景色はダムを見下ろす感じになっています。
思いの外居心地が良かったです。ってかすごく、いい…!
そよそよと吹く風がめっちゃ気持ち良いんです!
居心地良すぎて寝れちゃいそうですw
山の中なので都会の喧騒とは無縁で、心地良い風と野鳥のさえずりで癒やされます。
左下の道が水で途切れているのがわかるでしょうか?
恐らくダムに沈んだ奥津町(旧奥津町)の名残と思われます。
この下に町があるのかぁと考えると、ちょっとワクワクしてしまう自分がいました。
そんなこんなで道草はこの辺にして、ダムを辿って目的地である現在の奥津に向かいました。
見ていて楽しかったので、もう一度行ってみたい場所ですね。
良い道の駅でした!
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