私がお気に入りのあまり円盤まで買ったアニメです。
灰羽連盟(はいばねれんめい)
まだ深夜アニメが今みたいに広く浸透してない頃の2002年にフジテレビで放送された全13話のアニメです。
背中に灰色の飛べねない羽を持った『灰羽』と呼ばれる登場人物たちが『オールドホーム』と呼ばれる施設で仲間たちと暮らす日々を描いた作品です。
繊細かつ感慨深い心理描写や穏やかで透明感のある音楽、世界観などの設定も魔法みたいなファンタジー系とはまた異なる独特なものがあり、どちらかと言うと『まじない』や『しきたり』などの部類に近い。
背景もとても綺麗で、落ち着きのあるセピア調な色合いになっています。
まるで時間が止まった世界にいるような感覚の作品です。
激しいアクションや偉大な目標を目指す!みたいな要素は皆無ですが、どこか心に響くような精神的な印象や感銘を受けやすいノスタルジックな作品になっています。
全体的にとても丁寧に作られた完成度の高い作品ですが、当時の深夜アニメの知名度の低さと、放送当時のフジテレビではアニメの放送環境が劣悪で、放送トラブルが相次いでおり、灰羽連盟もその巻き添えを受けてしまい、2話連続で放送された週が4回もあったそうです。
13話ある内、2話連続放送が4回…つまり8話分。
事実上、半分以上の話が4日で放送を終えてしまったということです。
1話ずつ無事放送できたのがたった5話とか…中々ですよね^^;
そのためこのアニメはごく一部の人達にしか認知されていなかったそうなのです。
僕自身、深夜アニメに手を出したのは2003年の頃でしたが、灰羽連盟の存在は全く知らず、従兄弟からつい5年ほど前に紹介されて初めてその存在を知りました。
あらすじ
物語の主人公は空から落ちていくところから始まります。
真っ直ぐに高い空から落ちていく少女。
しかしそれは眠っていた少女自身の夢であり、彼女は水が満たされた白い繭の中で目覚めます。
繭を抜け出たそこは、オールドホームと呼ばれる古びた施設の一室であり、彼女はそこで暮らす灰羽と呼ばれる飛べない灰色の羽を背中に持ち、頭に光輪を浮かべる人たちに迎え入れられる。
過去の記憶が一切なく、空から落ちていく夢だけしか覚えていない彼女は空から落ちていく『落下』にちなんでラッカと名付けられる。
ラッカはやがて灰色の羽を背中に生やし、光輪を頭に浮かべた灰羽となり、オールドホームの一員として他の灰羽たちと生活を共にすることになる。
とても感慨深い作品で、ちょっと精神的に疲れている時とかに観てると気持ちがちょっと楽になりますw
(まぁ鬱回もそこそこあるんですが)
何もない休日、静かな夜中に観ると超気持ち良いですw
音楽もすんごい癒やされます!
特にOPの『free bird』は一番お気に入りの曲ですw
この灰羽連盟のOP、ボーカル無しの曲オンリーなんです。
まだサントラを買ってないから近々購入しようと検討しているところです!
主にこのOP目当てです!
ほんと、良い曲です!もし機会あれば一度聴いてみてください!
ちょっと精神的に参って気持ちが荒んでいる時に聴くと心が洗われた気分になりますw
知名度は低い作品ですが、当時のフジテレビの放送スケジュールの不手際が原因で、作品そのものは良作であることは間違いありません!
16年経った今でも根強いファンがちらほらいますw
もしご縁があれば、一度観てみてください!おすすめです!
コメント