PS4が発売してかれこれ6年近く経ちました。
発売したのがついこの間のような気分なのですが、実はもう5年以上経っているのです^^;
現在ではにわかにPS5が出るのではないか?という話題も出てきています。
そうなったらPS4はまだしも、PS3やPSVitaはいよいよオワコンになってしまうのでしょうか?
PS3もVitaも共に生産が終了され、今後新型が出ることはありません。
新作のゲームタイトルもほとんど見かけません。
そうなると既存のゲームを残して他に遊ぶものはないということです。
これでは文字通り終わったコンテンツになりますね。
それらのゲームを遊ばなければ最早使い道もない…
しかし!実のところ、PS3もVitaにもまだ既存のゲームで遊ぶ以外の使い道があります!
実はPS3とVitaには今も使える優れたコンテンツが現存しています!
torne(トルネ)とnasne(ナスネ) です!
機能は主にテレビの視聴と録画です。
おいおい、そもそもPS3やPS4なんかはテレビに接続してるってのにわざわざアプリでテレビ観る意味とかあんの?
って、思いますよね。
私も当初はそう思いました。
しかしこの機能、いざ触ってみると非常に便利な優れものです!
私のPS3とVitaはこれで今も現役で重宝しています!
torne(トルネ)の魅力
トルネはPS3のテレビ視聴・録画アプリケーションとして、2010年に当時のSCEことソニー・コンピュータエンタテインメント(現在はSIE、ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より発売されました。
PS3専用の地デジチューナーが付属され、PS3本体とUSB接続し、アンテナケーブルをテレビと自宅のアンテナ端子に接続して使います。
設置する時は以下のようになります。
テレビに繋いでいるのにわざわざテレビ視聴アプリを使うというよくわからない仕様であるにも関わらず、本製品は多くのプレステユーザーから好評の支持を得られています。
その理由としては以下のようなものがあります。
- 操作性もデザインも単純かつシンプル
見やすいボタン配置で操作も簡単!
番組表はアニメやドラマ、映画などのジャンルが色分けされてわかりやすい! - 操作からの動作速度が早い
ボタン操作から動作までほぼほぼ読み込み時間がない! - 録画中でもゲームが遊べる
- 当日から1週間分の番組情報を閲覧・予約録画することができる
- 様々な外部機器と連動することが可能
この他にも優れた機能は数多くあります!
テレビ単体と比べて、圧倒的に操作が簡単かつ動作速度が早いです。
操作もPS3のコントローラーひとつで全て行えます。
この高い汎用性がユーザーから好評を得た秘訣だと思われます。
トルネでは、録画したビデオの保存先はPS3の内蔵HDDになりますが、この他に保存先としてPS3本体に外付けHDDを接続することで、録画するビデオの保存先に外付けHDDを設定することが出来ます。
高画質で30分ぐらいの番組を録画すると、大体3GBの容量を使いますので、HDDの容量はできるだけ大容量のものをおすすめします。
また、操作全般がPS3のコントローラーでまかなえますが、コントローラーでの操作は両手持ちになってしまうため、片手で手軽に操作したいという方はBDリモートコントローラを使うことをおすすめします。
これがあればテレビのリモコン操作と全く同じ感覚でトルネを操作することが出来ます。
ちなみに、トルネの名前の由来は「録るね」と「トルネード」から付けられたそうですw
PS4版のトルネについて
なんとPS4版のトルネは無料です!
PS4のPSストアにて配信されています。
しかし利用するにはnasneが必要になります。
PS4版の性能はPS3よりも動作が向上しているとされていますが、PS3版も追いかけるように性能が向上していますw
詳しい仕様はソニー公式の動画で紹介されています。
トルネのマスコットキャラ的存在のトルネフはたまに殴りたくなることをしれっと言う時もあるチキン野郎ですが、決して悪いやつじゃありませんw
この鳥に親近感湧いたらフォローでもしてぬるい目で見てやってくださいw
PS4版のトルネもPS4対応のリモコン型のコントローラーを使うことで、片手で容易にトルネを操作することが出来ます。
ちなみにPS3のトルネで録画したビデオはPS3でしか視聴することが出来ないので、ご注意ください。
その他の外部機器でビデオを視聴したい場合、次に紹介しますnasneが活躍します!
nasne(ナスネ)の魅力
nasneは当時のSCE(現SIE)より2012年に発売されたハードディスク・レコーダー機能搭載のネットワークストレージです。
あんまり機械ものに詳しくない人は何言ってんのかさっぱりわからんって感じですよね^^;
なのでその内容と良さを適度に解説していきます!
nasneは外付けのハードディスクでありながら地デジ・BS・110度CSと3つの放送に対応したデジタルチューナー機能を有し、トルネのビデオ録画の保存先にもなります。
更にnasneに保存した画像・ビデオ・音楽などの再生をPS3はもちろん、PSVitaやPS4、スマホ、タブレットからでもアクセスが可能なメディアサーバーになるのです。
ちなみに私が購入したナスネは容量が500GBの初期型モデルですが、これを買った数週間後に容量が1TBモデルの発売が発表され、屈辱的な思いをしたのは今でも覚えています…w
ナスネは現在1TBが主流になっています。
これ以上容量が多いモデルは現時点では存在しませんが、ナスネ本体背面にUSBが接続できるようになっており、外付HDDを接続することで容量を増設することが出来ます!
ナスネの基本的な接続方法は以下のようになります。
ナスネのBS・CSチューナー機能についですが、試してみたところ、ナスネのBS・CSのアンテナケーブル接続端子に家の壁などにある通常のアンテナケーブル端子をケーブルで直接接続してもBS・CSの受信・視聴ができました!
しかしこれは自分が住んでいる家のテレビアンテナの向きや状態に左右されるため、向きがあまり良くないと、映像や音声が途切れ途切れの不安定な状態になります。
私の実家がこれでした。後にBSアンテナを設置した際にナスネにもケーブルを分配して繋ぐと正常にBSもCSも視聴できました。
現在私が一人暮らしをするアパートでは、BSアンテナを設置しなくても安定的にBS・CSを視聴することが出来ました。
一つの壁のアンテナ端子から地デジとBS・CSを確保するには分配器とその分のアンテナケーブルが必要になってきますので、予め用意しておくことをおすすめします。
ナスネはPS3、PS4共に最大で4台登録することが可能です。
つまり、 最大で4番組の同時録画が可能になります。
これにPS3トルネも追加すれば5番組の同時録画ができます!
分配器とアンテナケーブルでゴチャゴチャになりそうですけどね…^^;
余談ですがナスネ本体って見た目よりも結構軽いので、ちょくちょくアンテナケーブルに振り回されたり、外付HDDの重さに負けて横倒しになったりします。
なので設置する際は倒れないような工夫をするか、素直に縦置きスタンドを購入することをおすすめします。
PS3や外付けHDDに録画保存されたビデオをnasneに転送することは可能ですが、nasneで録画したビデオをPS3や外付けHDDに転送することは現時点では対応していないため、ご注意ください。
トルネの応用
トルネは発売当初こそPS3専用のコンテンツでしたが、現在ではPSVita、PS4、AndroidとiOSのスマホやタブレットなどの機器にも対応してきています。
PSVitaでトルネを使う
PSVita専用のトルネアプリ(823円)をインストールすることで、Vitaでもテレビやビデオの視聴や録画をすることが出来ます。
このトルネはPS4と同様にVitaをナスネに登録することで、Wi-Fi(ネットワーク接続)を介して利用する仕組みになります。
私のVitaは初期型なので、新しい薄型よりもちょっと重くて大きめですが、画面は液晶ではなく有機ELという理由で買い換えずに使っています。
また、専用のクレードル(充電スタンド)にも対応しています。
このクレードルは単に充電だけでなく、裏側に音声出力端子の差込口も備わっており、イヤホンを繋いだり、スピーカーを繋ぐことが出来ます。
余談ですが、このクレードルにVitaを繋ぐと、Vita本体の底部にある出力端子がクレードルで隠れてしまうため、接続時はクレードルの出力端子を使う必要があります。
このVitaとトルネアプリ、クレードル、そして小型スピーカーを用意して、私はPCデスクの横に小型テレビとして活用しています。
PCで作業する傍らに番組や録画したアニメなどを流す事ができるため、重宝しています。
Vita版でも放送中の番組や録画したビデオの再生も違和感なくぱぱっと瞬時に動作してくれるので非常に頼もしいです!
Vita単体での音声出力ではちょっと物足りないので、前述したような小型のスピーカーなどを繋げておくことをおすすめします!
スマホやタブレットでトルネを使う
スマホやタブレットでも利用ができるトルネアプリが配信されています。
これらのアプリは無料ですが、使える機能は録画操作のみです。
出先で録画操作をし忘れたり、ふと思いついて予約録画をしたい時などに便利です。
録画した番組を視聴できるようにするには「視聴再生機能」という600円の有料プラグインを購入する必要があります。
これらは常時自宅のWi-Fiに繋いでいなくてもネットワーク接続さえできていればどこからでも録画・視聴をすることが出来ます。
この機能は登録しているnasneがネットワーク上に起動・接続されていることが前提です。
Wi-Fiがあれば仕事の休憩時間や旅行先でも使えるのが魅力ですね。
STORE(トルネ屋)の存在
トルネでは「トルネ屋」と呼ばれる専用のストアがネット上に存在し、様々な機能やアクセサリーを購入・追加することが出来ます。
例えば、ストアで提供されている「レコ×トルネ」の機能を購入すると、ビデオ録画の保存先に自分が所有しているBDレコーダーを設定することが出来ます!
しかしトルネ屋を利用する際に注意して欲しいのは、コンテンツがPS3版とPS4版共に互換性がありません。
つまり、PS3で購入したトルネ屋のコンテンツをPS4で利用することは出来ないし、逆もまた同じということです。
要するに同じ内容のコンテンツでも別々で購入しなければなりません。
総評
トルネとナスネはプレステコンテンツ屈指の傑作だと思います!
テレビあるのにテレビ観るアプリとか意味あるの?なんて思っていたことを悔い改めたくなるくらい使い勝手が良いです!
このごく当たり前に等しいような非常にシンプルな作りだからこそ、多くのユーザーから支持を得られた製品なのだと思います。
手の込んだシステムを作り込んだものこそが良品!という考えがただの固定観念であることを思い知らされました。
時にはひねりも仕掛けもないシンプルな製品の方が細かい操作まで行き届いた手の込んだ製品を超えることもあるということですねw
もしPS3や4、Vitaなどを持ってるけど、まだトルネを使ったことがない人は是非触ってみて欲しいです!
特にアニメをよく観る人にこれをおすすめしたいと思います!
ほんとアニメの録画と再生がめっちゃ楽です!
指定した番組を予約録画で毎週に設定しておけば録画のし忘れもありません!
もう今じゃテレビから直接番組は観ずにプレステからトルネを起動してテレビやビデオを視聴していますw
テレビを直接観るよりも断然イイです!
トルネとnasneが揃えばもうテレビの環境は最強です!!
これは冗談や宣伝抜きでおすすめです!!
…この記事書いててふと言ってみたい一言が思いつきました。
トルネねーとトルネード!
……うん、自分でも何言ってんのかわかりませんw
トルネの名前の由来に「トルネード」があるって言ってたから、なんとなく思いついただけです…^^;
それだけです…ハイw
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