夏の時季になってくると室内の温度も上がってきます。
中でも趣味や仕事でデスクトップPCを嗜む人にとっては難儀する時季とも言えます。
PCからの排熱が室内の温度を上昇させ、PCの無い隣の部屋との温度差が2,3度違う時なんかもあります。
エアコンを使えば済むことではあるのですが、本来の気温がエアコンを使わなくてもまぁ過ごせる程度の場合なんかだとちょっと悩みます。
そんな気温でもPCを使っていると室内は真夏日状態となってしまうので、以前からこの問題をどうにかしようと検討しておりました。
暑さの原因となっているのはPCからの排熱です。
なのでその熱源さえどうにかすればこの室温の上昇問題は改善されます。
とはいえ排熱は止められるものではないので熱の逃し方をどうにかするという形で考えた結果、PCに排熱用のダクトを設置するという結論に至りました。
排熱ダクトについて
色々調べてみましたが、PC専用の排熱ダクトという形での製品はほぼ見かけませんでした。
多用途型のダクトのパーツをPCに設置するという形で使うことになります。
そのため設置するPCとダクトのパーツのサイズやネジの規格が合致するかなど下調べは必須です。
これらのパーツを上手く組み合わせれば排熱ダクトは完成します。
しかし、上手く組み合わせられない場合が問題です…。
神倉テツの排熱ダクト問題
まず、我が家のPCは上記のようなコネクターを固定するネジ穴の位置が合いません。
一部はネジ止めができたとしても完全に固定するのは難しく、別の方法で固定する必要を余儀なくされます。
この時点で無理にこれらの製品を買う意義がありませんでした。
だって結局自作することになるんだもん!
自作する工夫が求められるのならば、家にあるもので自作してしまえば安上がりで良い!ということで排熱ダクトを自作することにしました。
排熱ダクトを作る
今回私が作る排熱ダクトのレシピは恐らくあまり参考にならないと思います。
というのも、私がこれまでの趣味の工作なんかで余った端材やパーツなどを再利用して作るようにしましたので、必ずしもご家庭に揃っているもので出来る!と保証できるものではありません。
せいぜいこういう作り方があるのか~程度で参照してください。
私が要求する排熱ダクトのスペックは以下の通りです。
・ちゃんと排熱できること
・脱着が簡単にできること
・材料コストが有り合わせの物以外で掛からないこと
この前提条件で宅内で材料探しからスタートしました。
まずいきなりメインのパーツであるホースはこれを使います。
掃除機の予備ホース
その昔、工作で使おうと思って買ったは良いけど結局使うことがなく、押し入れにしまい込んでいた我が家の負の遺産ですw
これがダクトホースになります。
これをPCに接続する方法さえ確立してしまえば排熱ダクトは完成です。
ネジが使えないため、別の方法でPCに固定する必要があるのですが、両面テープなどの粘着系は脱着は不可ではないけど付け直しの時の手間や粘着汚れなどの都合からあまり好みません。
そこで考えたのが磁石です。
幸いなことに、デスクトップのケースは鉄製であったため、磁石がくっつきます。
これもまた工作で余っていたダイソーのマグネットシートを活用するようにします。
しかしホースのノズル付近にマグネットシートを貼る余剰スペースがありません。
また、ホースの口径が若干PCの排熱口より小さいのです。
このまま繋いでも熱がはみ出てしまいます。
接合部に別の何かを挟んで繋ぐ必要があります。
考えた末に思いついた素材がアルミホイルです。
アルミは熱に強く、高い温度の熱を平均の温度にまで拡散する性質があるため、排熱素材として電子機器なんかでも重宝されています。
薄いアルミホイルのままだと破れてしまうので、大きめに切って4つ折りにした2組を組み合わせて筒状にした後、ホースを通して結束バンドで固定しました。
アルミの先端を折り込んでマグネットシートを貼り付けます。
形状が容易に変形できるので我が家のPCの排熱口の形状にも簡単に調整できました。
自分の空論としては、PCの排熱がアルミのスポットで強い熱気が拡散され、ホースから出る頃には普通の温度の空気にまで冷却されているだろうという考えです。
で、これが実際に設置した様子です。
酷い見てくれですけど熱風の漏出は抑えられました。
ホース排気口から出る風も熱くもなく冷たくもない普通の風の温度にまで下がっていました!
マグネットで繋がっているだけなので簡単に外せて掃除の時もお手軽です。
ホース以外は百均でほぼ揃えられるような素材でこんな感じに仕上がりましたw
今回は作るよりも考える方に時間が掛かりましたw
この作り方が参考になるかどうかは怪しいものですが、PCへの排熱ダクトはおすすめです!
熱を逃がす道を作ってしまえば室内に籠らず室温上昇を抑えられます!
ダクト、みんなも作ろうぜ!(笑)
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