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【ネット通販の知恵】Amazonや楽天をよく使うから宅配ボックスをつくってみた

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作成日:2019/04/23 最終更新日:2019/06/04

 

今の御時世、買い物ってほぼほぼネット通販で済ませていませんか?

全部が全部ってわけではないけど、地元で扱われていないようなもの店頭販売よりも安いもの通販でしか扱われていないものなどと、色々なパターンがあると思います。

かく言う私の場合、多趣味なオタクだけど娯楽に乏しい田舎住まいの身で、買い物のほぼ8割以上が通販に依存しています。

ウチの地元も近頃では子供の頃からお世話になってたおもちゃ屋さん、本屋さん、模型屋さんが次々と閉店してしまい、食品や生活用品を除くと、欲しいものは都会まで足を運ばなければならなくなってきています。

もうそれだったら通販でいいよ…(ーー;) …みたいな状態です。

そのため私の買い物はほぼほぼAmazonや楽天を利用しています。

お店で直接見て判断した方が良いものもありますが、自分からお店まで足を運ばずに商品が手に入るというのは便利ですよね。

特に今の日本社会は時間がとても貴重です。

通勤時間、労働時間が圧倒的に多いため、可能な限り抑えられる労力や時間の浪費は抑えたい…通販市場が急成長したのは、そういった背景があるのではないかと思われます。

 

しかし通販は便利ですが、自宅に不在で商品が受け取れない時が度々あります。

特に一人暮らしを始めると仕事やその他の用事で当日に荷物を受け取れない場合が多いです。

可能な限り配達日時の指定をしてはいますが、時には指定ができないものもあります。

その都度再配達をするのも手間だし、何より配達をしているドライバーさんに申し訳がない…

そこで少しでもこの手間を改善するために、昨今便利と評されている宅配ボックスを用意することにしました。

宅配ボックスとは

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宅配ボックスは宅配便や郵便物が不在で受け取れない時に受け取りを代行することができる設備です。

近頃はマンションや駅などで共有設備として設置されていますね。

こうした設備がない戸建てやアパートなどの賃貸でも自前で簡易の箱を用意して使うことが出来ます。

通販利用者の増加に伴って、その需要は高まってきています。

宅配ボックスのメリット

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宅配ボックスを設置することで、以下のようなメリットがあります。

  • 不在の時でも荷物を受け取れる

  • 再配達の手間が省けるので、自分にも配達するドライバーにも楽ができる

  • 配達日時をこまめに気にする必要がなくなる

 

宅配ボックスでの一連の流れとしては以下のようになります。

  1. 配達のドライバーさんが荷物をボックスに入れる

  2. ボックスに入れておいた印鑑で受領印を押してもらう

  3. ボックスに入れておいた南京錠でボックスを施錠してもらう

  4. 受取人は南京錠の鍵でボックスを解錠して荷物を受け取る→完了!

 

ネット通販利用者の増大で配送業者の過重労働が問題となってきている中、宅配ボックスの存在は配送を担当するドライバーから大助かりという声がよく聞こえます。

私もよく通販を利用するので、少しでもドライバーさんの負担が軽減できればと思い、今回宅配ボックスの設置を決めました。

私もタクシーという仕事でお客さんを指定された場所に迎えに行くことがよくありますがので、ドライバーさんの気持ちが少しわかります。

狭い道とか迷路みたいなグネグネした道を車で通るのは中々に骨が折れるので、再配達依頼でまた出直しとかでこんな手間は確かに何度も何度もやりたくないなぁと思いました^^;

宅配ボックスの問題点

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利便性に評されている宅配ボックスですが、いくつか問題点もあります。

  • 据え置きの共有設備の場合、受取人が保管期限内に荷物を受け取れないと処分や別の場所に荷物を保管される場合がある

  • 個人のボックスには荷物の盗難等のセキュリティ面に脆弱性が残っている

  • 上記のセキュリティの観点から運送会社からボックスの利用を断られる場合がある

 

個人の宅配ボックスの設置と利用の管理責任はボックスを設置した本人になります。

そのため万が一、荷物の盗難等に遭った場合でも、責任は運送会社ではなく自分人になります。

しかしそれでも運送会社に物申したいようなケースが考えられるため、会社側は特に書面契約もしていない個人の宅配ボックスの利用を拒むといったことが想定されます。

もうそればっかりは仕方ないですね^^;

素直に再配達を依頼するか、可能であれば事前に配達日時を指定するのが吉です。

宅配ボックスの設置をするには?

実際に宅配ボックスの設置をする場合、箱の調達から設置までどうやればわからない人も少なくないと思います。

駅やマンションなどの共有設備としての宅配ボックスは使わずに自分専用の個人の宅配ボックスを設置する場合、2つのパターンがあります。

その1 宅配ボックスを購入する

宅配ボックスは専用に作られたものが販売されています。

種類も様々で、値段もピンきりですが、全体的に値段は割高です。

 

 

強度もセキュリティもしっかりたものは当然高価です。

本来ならばこの条件が整ったものが一番理想なのでしょうが、単に箱単体の性能が良くても、設置する場所が適していなければ使い物になりません。

 

 
設置が簡単ですぐに使える!
賃貸などにおすすめ!
 
 
 

 

箱の大きさや設置場所によっては通行の邪魔になってしまう場合があります。

なので玄関前に宅配ボックスの設置を検討する際は、箱の大きさと設置予定場所に余裕があるか調べておく必要があります。

特にアパートやマンションでは他の住人が通路を行き来するため、確認は必須です!

 

 
使ってない時は折りたためるから邪魔にならない!
 
 
 

 

宅配ボックスは安いものは安いですけど、セキュリティー面に不安が残ります。

ナイロン製のボックスも折りたたみができるのは非常に便利なのですが、強度に不安が残ります。

セキュリティワイヤーを付けても箱のナイロン生地をハサミでちょん切られたら詰みですからね…

かと言って金属製の機械式ロックのタイプは高いし場所取るから賃貸には向いてません。

正直な話、セキュリティ面はそこまで突き詰めることは出来ませんが、強度や実用性に関してはある程度こだわる余地があります。

宅配ボックスそのものの購入のメリットは、印鑑を除けば必要な機材が既にほぼ全部整っていることです。

しかし値段が全体的に高めです。

値段を抑えながらも品質も良好な宅配ボックスを確保する方法として、私は宅配ボックスの自作を検討しました。

その2 宅配ボックスを自作する

宅配ボックスは専用のものを購入しなくても自作することが可能です。

実際、販売されている宅配ボックスは値段が張るし必ずしも自分の設置したい場所に合うとは限りません。

自作に必要な材料の調達もそれほど難しいものはありません。

突き詰めれば低コストに仕上げることは可能です。

単純な仕組みなので特別難しい作業等もなく、簡単に作ることが出来ます。

何より自分好みにデザインできるという強みもあります。

宅配ボックスの作り方

ネットで検索して、実際に宅配ボックスを自作した方々の情報を参考にして作ってみました。

必要な材料

宅配ボックスに必要な材料は百均とホームセンターなどで揃えることが出来ます。

ただ、私の場合は地元のホームセンターで良い感じの材料がなかったので、ホームセンターで揃える分はAmazonを使って揃えました。

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右側は百均で揃えられるもの、左側はAmazonで揃えたものです。

百均で購入した材料は以下のものになります。

  • A4サイズのラミネートフィルム 3枚入り ×2
  • 両面テープ
  • 南京錠
  • カールコードストラップ
  • 粘着テープフック

 

ラミネートフィルムと南京錠の二つはダイソーで購入し、残りはセリアで購入しました。

Amazonで購入した材料は以下のものになります。

  • ホームボックス
  • 印鑑ホルダー
  • セキュリティワイヤー
  • 南京錠

 

宅配ボックスのベースとなるホームボックスは南京錠を通す鍵穴が設けられたタイプです。

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幅62cm、奥行44.3cm、高さ48.5cmのサイズです。

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大抵の荷物はこの中に収まると思われます。

 

 

この他の商品はAmazonのあわせ買い対象商品(2000円以上の買い物で購入可能な低価格帯商品)で購入しました。

 

 

印鑑は朱肉を押す手間を省くために朱肉付きの印鑑ホルダーを用意することをおすすめします。

印鑑をケースに付けたまま押すことができます。

 

 

セキュリティワイヤーは設置した宅配ボックスが持ち出されないようにするために箱を玄関前に繋ぎ止めて固定する役割があります。

とっても頑丈なのでそう簡単に断ち切れません。

 

 

ボックスを施錠するための南京錠です。

百均の南京錠はまた別で使います。

 

更に宅配ボックスのラベルを作成しました。

ただ箱だけ置いても宅配ボックスかどうかもわかりませんし、配達する人によってはボックスを使ったことがない人もいると思われるので、なるべく丁寧な仕様にします。

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ラベルはPCで画像編集を行って作りました。

使ったツールはペイントツールとGimpのみです。

Gimpは左上の「宅配BOX」の文字枠加工で使っただけです。

フリー素材のトラロープ柄の画像を使いましたが、それ以外はペイントツールの図形とテキストツールのみです。

作成した画像は普通紙でカラー印刷しました。

この他に宅配ボックスに使える印鑑を用意する必要があります。

これは印鑑登録をしていない安物の印鑑やシャチハタ印鑑などで問題ありません。

予め朱肉が付いているシャチハタ印鑑なら上記で紹介した印鑑ホルダーを使う必要はありません。

くれぐれも印鑑登録した実印等は絶対に使わないでください!

銀行口座の暗証番号を外に晒すような危険行為です!

使う材料は以上になります。

必要な道具

ボックス作りの道具は以下のものを使いました。

  • ハサミ
  • カッターナイフ
  • ステンレス直尺 30cm
  • カッターマット
  • ピンバイス(3.2mm)

 

ハサミとカッターはどちらか片方あれば十分です。

ピンバイスは模型工作等に用いられる道具です。

手作業でプラスチックなどに穴を開けることができます。

元々はプラモデルを作る時などに使っていましたが、プラモ以外でも応用が利きます。

 

 

余談ですが、ピンバイスは本体とドリルが別売りになっている場合がほとんどです。

 

作り方 

  1. ラベルをハサミやカッターでカットして、百均のラミネートフィルムでラミネート加工する
    貼り合わせたフィルムの角の部分は尖って危ないので、ハサミなどで丸くカットすると良いです。

  2. ラミネート加工したラベルの裏に両面テープを貼る
    下ごしらえみたいなものですね。
    あとは箱に貼り付ければいいだけなので、その前に別の作業を済ませます。

  3. ピンバイスでボックスの背面に穴を開ける

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    箱の蓋を繋いでいる部分の一枚に3.2mmのドリルを付けたピンバイスで穴を開けます。
    穴を開けると以下のような感じになります。

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    この穴にダイソーの南京錠を通し、更にセキュリティワイヤーの片方の頭を南京錠に通して施錠することで箱とワイヤーを繋ぎ止めることが出来ます。

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    外す時は南京錠の鍵で外せばすぐに移動も可能です。
    ボックスを施錠するメインの南京錠の鍵と一緒に保管しておくことをおすすめします。
    ちなみに3.2mmのドリルで開けた穴でダイソーの20mmの南京錠がピッタリと穴に通りました。
    そこに太さ6mmのセキュリティワイヤーも通すのは正直ちょっとキツかったです。
    はまらない訳じゃないけどちょっとギリギリですね^^;
    けれども施錠できたら余計な隙間なくぴっちりと固定できます。
    あまり意識しないで構築した偶然の産物ですが、これならそう簡単には外れないと思います!

  4. ラベルをボックスに貼り付けていく
    自分好みの位置にラベルを貼っていきます。
    賃貸に住んでいる場合は賃貸名と自分の部屋番号を記載したラベルを貼っておくことをおすすめします。
    これは自分の部屋の玄関前に設置していても、どの部屋の宅配ボックスか正確にわからないから宅配ボックスは使わないという配達するドライバーさんに考慮したものです。

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    ボックスの内側にはボックスの使い方ガイドと粘着テープフックを貼り付け、南京錠、カールコードストラップで繋いだ印鑑ホルダーをフックに掛けておきます。
    ストラップもフックに繋げるようにしておくと良いです。
    私はキーホルダーのリングをフックの隙間に通してストラップと繋ぎました。

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    また、防犯措置としてこんなラベルもあとから作ってみました。

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    盗難防止の予防措置です。
    実際にはまだ装置をつけていませんが、近日中に設置をする予定です。
    装置が未実装でもこれ一枚貼るだけで抑止力として十分機能します!

    これにて宅配ボックスは完成です!

宅配ボックスを設置する

宅配ボックスを設置する際は、盗難や風や何らかの事象で箱がどこかに転がっていかないようにするために固定する必要があります。

ボックスを固定する方法として、まず人の力だけでは動かせない強力に固定された柵や建造物の一部に繋ぎ、持ち上げたり持ち運べないようにする固定方法、通称「地球ロック」でボックスを固定します。

これはよく屋外でロードバイクなどの自転車で使われている固定方法です。

当初、私はこの地球ロックを玄関前の床下の換気口?みたいな箇所の格子にワイヤーを括り付けることを考えていました。

ところがいざ実際にやってみると…

 

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ワイヤーが通らない!!

これは自分の見立ての甘さですね^^; 

その後も色々試行錯誤してみましたが、結局ここにワイヤーを通すことは出来ませんでした。

なので別の設置場所を探します。

…とは言っても、玄関前で設置できる場所なんて限られます。

他で地球ロックが可能な場所を探した末、唯一可能な場所が一箇所だけありました。

 

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ガスメーターボックスです。

知っての通り部屋のガスメーターが備え付けられている場所です。

ガスメーターの配管はしっかりと埋め込まれて固定されているため、セキュリティワイヤーを繋ぐことが出来ます。

 

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幸い、ウチのガスメーターボックスの扉は下の部分に隙間が作られていたので、ワイヤーをボックスの外に通すことにも適していました。

 

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あとは宅配ボックスに加工した穴に南京錠とワイヤーを通して施錠すれば地球ロックが完成です!

 

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これにて宅配ボックスの設置は完了です!

 

実際に後日荷物が届く日に急用が入って受け取れなくなった日があり、この宅配ボックスが早速活躍してくれました!

ボックスの鍵は家の鍵と一緒にキーホルダーに付けているので、帰宅時にそのまま楽々と開封できますw

 

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私も普段から配達日時はできるだけ指定をしていますが、稀に急用が入って指定した時間に荷物を受け取れない時があります。

そんな時にこの宅配ボックスの活躍が期待されます! 

自分が仕事や外出で荷物を受け取れない時や、特に一人暮らしの身では活躍の場は広いと思います!

これからもネット通販を重宝する身として、配達するドライバーさんの負担を少しでも軽減できるよう消費者側である我々も貢献しましょう!

宅配ボックス設置の参考になってもらえれば幸いです!

 

今回作成した宅配ボックスのラベルをPDFファイルにまとめまて配布しました!

ファイルをダウンロード、印刷してラベルをカット、ラミネート加工して両面テープを貼れば宅配ボックスのラベルとして活用することが出来ます!

マンション名・部屋番号のラベルはペイントツールで不要のテキストをカットして、ご自分のマンション名と部屋番号を記入してください。

予備のラベルも作成しましたので、必要に応じてご自由にお使いください!

↓のリンクからどうぞ!

documentcloud.adobe.com

 

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