株式会社ナナフシより2019年8月29日より発売された『DEAD OR SCHOOL』のNintendo Switch版を購入し、プレイしてみました。
本作は横スクロールのアクションRPGで、日本人3人だけで制作されたゲームです。
当初はSteamにてダウンロードゲームとして配信され、一日で100万円を売り上げてSteamでの売上1位を打ち立てたタイトルです。
ゲームとしての評価も好評で、後にゲーム会社大手のコナミの流通を使ってPS4版とNintendo Switch版が発売して現在に至ります。
個人的に横スクロールゲームは何時でもどこでも遊べる携帯ゲーム機で遊びたいと思って根っからのPS4派のソニー信者の自分ですが、今回はスイッチ版を買わせて頂きました。
まだコンプリートはしていませんが、おおよそのところは触ったと思うのでレビューをしたいと思います。
遊んでみた感想
スーファミ世代の私的には昔懐かしの横スクロールゲームです。
操作性もシンプルで難易度が高いという訳でもありませんが、アクションが不慣れな人にはちょっと難しいかもしれません。
感覚的にはロックマンなどが近いですね。
あれを普通にプレイできる人なら全然余裕だと思いますw
そして世界観やキャラデザなどはみんな大好き世紀末に制服着た女の子が武器持って戦うシチュエーションです!
私もこれに釣られて買いましたw
私が本作より前に遊んだ横スクロールゲームはPSVita版の『朧村正』でしたが、あちらほど俊敏でもなくコンボが激しいようなアクションはありません。
とは言っても走ったりジャンプや回避、攻撃の際にはスタミナゲージを消費するので、闇雲に攻撃してれば良いって訳ではありません。
また、キャラのレベル上げ以外にも武器の強化・改造が可能で、武器の種類も様々でやり込み要素もあります。
武器は敵からドロップしたり宝箱から入手できますが、結構な頻度で入手できる上、すぐに手持ちより上位の武器が手に入るので、一つの武器だけ大事に強化するよりも適度に強化しつつ都度新しいものと交換していく感じになります。
不要な武器は売却してお金に変えます。
敵を倒しても少額しか手に入らないので、お金稼ぎも基本的に武器の売却がメインになります。
それほど深いやりこみ要素ではありませんが、いつの間にか引き込まれる面白さがあります。
残念なところが強いてあるとしたら、ゲーム画面が小さいことですね。
操作するキャラも敵キャラも大型タイプ以外はえらく小さく見えます。
最初はスイッチ本体で遊んでいるためかと思ったのですが、TVモードでプレイしててもやっぱりキャラが小さいですね…
せっかくゲームシステムが面白いのだから、もうちょっと画面を拡大して欲しかったかなぁと思いました。
総合的に評価しますと、とても完成度が高いゲームだと思います!
操作性もシンプルかつ気軽に遊べる横スクロールゲームでデザインもオタク受けしやすい仕上がりです!
価格も他のフルプライスのタイトルの半値以下なのでとてもリーズナブルです!
スイッチとの相性も抜群だと思います!
余談
実のところ、本作をプレイする以前から原作者である木星在住さんのことは存じていました。
というのも、この方の本職は漫画家で、以前はコミケなどにも同人誌を作って販売してたので、何度か直接手に取った時があったのです。
ゲームのキャラを見てわかるように絵のクオリティが良かったので毎年サークル参加してるかをチェックして本を購入していたのですが、絵はとても良いのに作品によって話が血も涙もないくらい救いのない痛ましいストーリーがあったりしたので、買う時と買わない時がしばしばありました。
友人たちの間でも木星さんの本に関しては『あの人絵はめっちゃいいんだけど、話が辛すぎるんだよ…』みたいな感じで認識されていました。
後に出版社にボツになった漫画『機械人形ナナミちゃん』をネット上で連載・無料公開し始めた頃、ななみちゃんの本編のあとにご自身のことを描いた漫画が思いの外面白かったので、公開される度に読んでいました。
漫画家をやりたいのだけど方向性に納得ができずに迷走している心境を事細かに描かれており、中々に興味深い内容でした。
その中で今回紹介したゲームを制作する経緯も描かれています。
もう正直ナナミちゃんよりもあとに続く木星さんの漫画の方が面白いです…w
ちなみに木星さんは本作の制作と漫画を描き続けるための資金を確保するためにバーを経営しています。
元々ゲーム作りも漫画描くためのお金稼ぎだと言うのだから中々の行動力だと思います。
自分も見習わないと…(ーー;)
DEAD OR SCHOOL、お値段以上に楽しめます!
ほんとは軽く暇つぶし程度に遊べればいいやって感覚だったんですが、普通にどっぷり楽しんでますw
おすすめです!
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