私は現在一人暮らしの身です。
私が一人暮らしを始めようと思った理由は単に自立したかっただけですw
実家の部屋が狭くて、月日を重ねるごとに物が増えて倉庫になりかけていた状態に限界を感じていました。
何より、親もとっとと自立しろとうるさかったですし…w
しかしそうは思いながらも中々行動に移せずズルズルとしていたのですが、ある一件から一人暮らしの計画は雪崩のように一気に動きました。
それが引越し先の物件選びです。
中々一人暮らしを始めることができなかった原因の一つとして、条件に合った物件が見つからないということがありました。
ところがある日、自分の条件にほぼ合致した物件が見つかると、あっという間。
ジワジワと徐々にやっていこうと思っていたことが目まぐるしいスピードで動き始め、
気が付いたら私の一人暮らしは始まっていました。
ここではこれから一人暮らしを考えている人のために理想的な物件の探し方を紹介していこうと思います。
物件の探し方
物件の探し方はそれほど難しいものじゃありません。
最近ではインターネットの普及で不動産屋まで足を運ばずとも検索サイトや不動産屋のホームページなどで簡単に探すことができます。
おすすめのサイトがあるか?と聞かれると、正直に言ってなんとも言えません。
これからあなたが引っ越す場所によりけりとなりますので、その地域にある物件次第です。
その上で私が利用したサイトを紹介させて頂きますと…
- Yahoo!不動産
- goo住宅・不動産
- SUUMO
- ライフルホームズ
- いい部屋ネット
- アットホーム
- アパマンショップ
- お部屋探しマスト
などといった、誰でも知っているであろうポピュラーな不動産の紹介サイトです。
物件をネットで探す時は複数のサイトで探すことをおすすめします。
どのサイトも抱えている情報が全て同じという訳ではなく、そこの会社独自で紹介している物件も普通にあります。
これらのサイトを利用して、これから引っ越す予定の地域を指定し、家賃や間取りなども自分の条件の合ったものに指定して探していきます。
やること自体は簡単なのですが、中々自分の条件にピッタリ合うものを探し当てるのは難しいです^^;
たまに「なんじゃこりゃw」って思えるような変な物件もあったりしてちょっと面白いですが、見つからない時は本当に見つからないので、ある程度の根気が必要です。
物件も常に同じものを固定というわけではなく、人の出入りによって情報も変わるので、時間の合間を見てこまめにチェックするのが良いですね。
1週間でガラッと内容が変わることもザラにあります。
物件探しの条件
物件探しの条件といえば大抵の場合、家賃と間取りを真っ先に見ますよね。
そして家賃と間取りが自分の条件に合ってればあとは細かい内容を軽く見て、良さげなら早速契約!…なんていうことだけは絶対にしないでください。
確かに家賃と間取りは前提条件として重要ですが、その他の条件もこれらと同等と言えるほど重要です。
賃貸契約には大きなお金が動きます。
契約した後にちょっと条件内容と合わない抜けがあったから、やっぱキャンセルさせてなんてことはそう簡単にはできません。
半年~数年単位でそこに過ごすことになるのですから、その場のノリで短絡的に考えず、自分がそこでしばらく暮らすことになるのをイメージして、長期的な目線で考えてみてください。
私が物件探しの条件で家賃と間取り以外に注意したことは、
- 管理費
- 敷金・礼金
- 築年数
- 近隣にお店の有無
- 駅との距離
- 建物の向き
- ガスの種類
- 海・川との距離
などです。簡単に説明していきます。
管理費
マンションやアパートなどにおける管理費とは、建物内の清掃、設備の保守点検等に掛かるお金として利用されるものです。
サイトで物件を検索して、いいね!と、思えた物件を見つけた際、家賃の近くに管理費がどこかに表記されているはずです。
これは大きく書かれている家賃に含まれているのではなく、
家賃+管理費=あなたが毎月支払う額
と、なるのです。
つまり、家賃4万円と記載されている下に管理費3000円と書かれていれば、月4万3千円支払うことになるのです。
管理費はその物件によってピンきりですので、案外これで予想していた家賃が許容範囲を超えてしまうこともありますので、要注意です。
敷金・礼金
よくテレビのCMや広告などで『敷金・礼金ゼロ!』なんて話を見聞きしてますよね。
けどそもそも敷金・礼金ってなんぞや? って思う人もいると思います。
かく言う私もそうでしたw
簡単に説明しますと…
【敷金とは】
部屋を借りる側である我々『賃借人(ちんしゃくにん)』が部屋を貸す側である不動産屋などの『賃貸人(ちんたいにん)』に部屋を借りる担保として預ける保証金のことです。
これは部屋を借りている間、何らかのトラブルで部屋が損傷した時の修繕、その月の家賃がどうしても払えない時の充当、部屋を退出する時の清掃費用などに用いられます。
つまり、特に問題なく契約を解消して部屋を退出する時には帰ってくるお金です。
けれど大抵の場合は清掃費用などを差し引かれた額になるはずです。
【礼金とは】
賃借人が賃貸人に部屋を貸してもらえるお礼として支払うお金。
敷金と違い、これは一度払ったら帰ってきませんし、自分の生活の補助の役割などもありません。
完全に賃貸人の懐に入ります。つまりチップです。
礼金の嫌なところは、借りる側の御心のままではなく、貸す側が決めた額のチップを払わねばならないということです。
当然可能なら払わないに越したことはありません。
結論として、敷金はあって良いと思います。いやむしろあった方が良い。
逆に礼金は無い方が良いです。
敷金・礼金ゼロが謳い文句の場所は、礼金はともかくとして、いざ敷金がない状態で問題が起きた際、急な出費となって襲い掛かってくる危険があります。
ご注意ください。
築年数
文字通りその建物が建ってどれ位経ったのか?という年数です。
当然年数が短ければ短いほど良いです。
特に注意しなければならないのは、1981年以前の物件です。
1981年頃から新耐震基準が設けられ、それを元に建てられるようになりましたが、81年以前のものは新耐震基準を満たしていない建物もあるため、地震に脆弱な可能性があります。
ものによっては管理者がちゃんと耐震工事などで補強してくれている場合もあるので、一概には言えませんが、必ず確認しておいた方が良いです。
特に近頃は地震による被害が深刻なので尚更です。
築年数を選ぶ目安としては、基準が決まった年の81年を省いた37年前までが目安だと思います。
安定と新しさを考慮するなら20年前後が良いかと思います。
私も築年数が自分と同年代ぐらいの場所にしました。
特に古いと老朽化の懸念もありますので、管理者に修繕の依頼をする手間も出てきます。
なるべく自分の経済に収まる範囲内で新しい築年数を選びましょう。
近隣にお店の有無
家が良くても食料品や生活必需品が買える店が近くにないと厳しいものです。
近くにあった方が良いお店としては、
- コンビニ
- スーパー
- 百均
- 郵便局
- 銀行
などですね。
コンビニはいざという時の買い足しや支払いに必要ですし、スーパーは食料品の補充に必須です。
コンビニでも買えますが、やっぱり安さや量を考えると、頼れるスーパーが一件は欲しいですね。
百均も消耗品や細かい生活必需品を調達するのに必須です。
引っ越した矢先は出費も大きいので、安く抑える頼りになります。
郵便局や銀行も地味に必要な時がジワジワと来ます。
何らかの支払いが郵便局のみや銀行振込みなどと指定される場合があるので、なるべく自分の移動範囲内にあると良いです。
あんま遠いと時間も掛かるし何よりだるいですしね…(ーー;)
良いと思った物件を見つけたら、まずグーグルマップなどで周辺を調べておくことをおすすめします。
駅との距離
勤務先が近所なら良いのですが、電車通勤となる場合は駅との距離をしっかり確認しておいた方が良いです。
毎朝通勤となると、距離が離れていると体力的にしんどかったり、遅刻しそうな時などの対処法を考える必要がありますので、距離がちょっと怪しい感じがしたら、実際に自分で家と駅の間を往復して確認しておくと良いかもしれません。
建物の向き
これ案外重要なんですよ!
部屋数や広さが良くても玄関やベランダ、窓の位置などによって日当たり加減が変わってきますので、洗濯物の干し方や日頃の生活環境にも影響が出てきます。
一番避けた方が良い方角は、ベランダが西向きと北向きです。
理由は洗濯物の問題です。夏は良いかもしれませんが、冬になってくるとただでさえ洗濯物が乾きにくくなるので、日が沈むのが早い西向きやそもそも日が当たりにくい北向きは不向きです。
それに西日は眩しいですからね^^;
理想的な方角は東向きと南向きです。
特におすすめの方角は東向きです。
南向きは日照時間が最も長く、洗濯物も乾きやすいですが、夏場に差し込む日光も強いので、部屋が暑くなりやすいです。
その点、東向きは朝日は強いですが、午前中を過ぎる頃には日陰になるので、最も暑くなる午後の時間帯は多少過ごしやすくなります。
洗濯物も朝の内に干しておけば十分乾かす猶予があります。
私が借りた部屋も東向きです。
東、推しですw
ガスの種類
正直、ガスを選べるなら是非選びたいものですw
ガスは都市ガスとプロパンガスの二種類があります。
この二種の違いを軽く説明しますと、
都市ガスとは
都市などにあるガスホルダー(黄緑色した丸い球体状のでっかいタンク)から
配管を通して直接住居にガスを供給するタイプです。
料金が安いのが強みです。
プロパンガスとは
契約したガス屋さんがトラックに積んできたガスボンベを繋げることでガスを供給するタイプです。
火力が都市ガスよりも強めで、災害時でもガスボンベに
ガスが入っている限り利用することができます。
半面、利用料金はガス屋の言い値も同然なので、都市ガスより割高になりやすいです。
値段も業者によってピンきりです。
賃貸の場合、賃貸人がガス屋を指定している場合がほとんどなので、自分で安いガス屋を見つけても、賃貸人側が指定したガス屋としか契約ができません。
ガスの料金は電気や水道よりも高くなりやすいです。
料金が上がる要因は主にお風呂などでお湯を使うことが大半を占めます。
コスト的に考えたら都市ガスが理想ですが、
プロパンの物件で都市ガスを引くなんてことはほぼ不可能です。
そもそも配管が伸びてないので。
安い物件はプロパンが多いので、ある程度妥協するしかありません。
もし都市ガスの物件と比較できるなら、よく考えることをおすすめします。
ちなみに私の家はプロパンガスです。
台所で使うガスコンロもお店では都市ガス用とプロパンガス用と別れていますので、購入の際はくれぐれも買い間違えないようにしてください。
海・川との距離
昨今の台風や豪雨、津波などの自然災害を考えると重要ですね。
ウチの親も引っ越すなら絶対に海や川からはある程度離れている場所を選べと言われました。
津波はもちろん、高潮や河川の増水などの水害は昨今の災害を鑑みれば避けたいですよね…(ーー;)
海抜が低いと津波や増水の危険が高いので、これも事前に調べておきましょう。
仮に低い場所に引っ越すなら、最低限避難場所は把握しておきましょう。
1箇所だけでは不測の事態に心もとないので、最低でも3箇所は避難場所を把握しておくことをおすすめします。
多分、いざ本当に大きな災害になるとパニックになって頭が回んなくなる可能性もありますので、しっかり把握しておいた方が良いです。
もし気に入った物件が見つかったら?
自分の条件に合致した物件が見つかったら、必ず下見をしてみましょう。
ネットの情報だけではわからない要素がたくさんあります。
日当たりや風通しはどうか?近所はどんな感じか?など、間取りの見取り図や写真だけではまずわかりません。
即断はせずに最初は下見をして、問題がないか検討してみましょう。
ちなみに、その上で契約するかしないかはなるべく早めに判断することをおすすめします。
と言うのも、優良物件は結構あっという間に取られてしまいます。
私も以前、1週間ほど保留にしてた物件を再度確認しようとしたら、既に他の人との契約が決まっていて、断念せざるを得ない時がありました。
取られたら絶対後悔するなぁと思う物件があったら、なるべく早めに契約の話を持ちかけた方が良いです。
契約をする際は仲介業者とのやり取りがメインになりますので、業者の案内に従って手続きをしてください。
契約の際には初期費用として約20万前後掛かるかと思います。
費用に関しては業者と上手いこと交渉して少し割引してもらう機会もあります。
私も交渉して少し割引してもらいましたw
業者側の言い値ですぐ同意はせずに、『これから初の一人暮らしなんですけど、もう少しちょっと安くとかってできませんかね~?^^;』ってな感じに切り出して交渉してみてください。
契約が完了した後は否応なくどんどん一人暮らしの環境づくりが進んでいきます。
物件探しは根気が大事!
一人暮らしは実家ぐらしと比べ、やることなすことが完全に自己負担の自己責任になって大変なイメージもありますが、同時に完全に自分だけの好きな空間を作ることができるというプラス要素もあります。
人からどうこう言われず、思う存分羽を伸ばせる環境は実家よりも居心地が良いです。
理想通りの物件を見つけ出すのは中々難しいですが、根気良く探していれば必ずや何かしら目が止まる物件と出会えます。
その時その物件に決めるどうかを判断すのはもっと難しいですが、そんな時にここで書きました判断要素を参考にしてもらえれば幸いです!
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