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【転職のすゝめ】もっと休みが欲しい!人間関係に関わりたくない!けどしっかり稼ぎたい!そんな仕事探しに迷う若者にタクシー会社をおすすめする理由

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まず最初に、神倉テツは働くことが心底嫌いな人間です。
その理由は…
  • 仕事量の割に賃金は少ない
  • 気に入らない上司に指図されるのが腹立たしい
  • 関わりたくもない人間関係に巻き込まれるのは御免
などといった昨今の社会によくある事情です。
そんな事情から一時期職を転々と渡り歩いていました。
何が自分に合う仕事なのか?それを探求するためにアルバイト、派遣、契約社員で接客や工場など様々なジャンルを試してきました。
しかしいずれも自分と相性のいい仕事はありませんでした。
これらは仕事内容の好き嫌いよりも前述した上記三つの内いずれか、または全部合致して嫌気が差したからです。
残業もなく、人から指図されることもなく、それなりに稼げて、勤務日数が少なくて、休みをしっかり確保できる仕事はあるだろうか?

その一つの答えとして、私はタクシー会社に目をつけました。

多くの人はタクシーで働くなんて選択肢、そもそも思いついたことすら無いと思います。

私自身、自分でタクシーの仕事を見つけたのではなく、職探し中に親からさり気なく提案されたことがきっかけでした。

以来、私はタクシードライバーの仕事で生計を立てています。

タクシー会社で働く仕事とは?

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タクシードライバーとして、お客さんを目的地へ安全に運ぶことが仕事です。

仕事のやり方は完全に自分に委任されています。

仕事をやる・やらないも全て自己責任です。

残業や上司からあれこれ仕事の指図を受けることもないので、昨今の社畜に悩む若者には非常に馴染みやすい環境だと思います。

タクシーの勤務形態は主に3種類あります。

  • 日勤…朝から夕方までの勤務です。
  • 夜勤…夜から翌日朝までの勤務です。
  • 隔日勤務…朝から深夜までの勤務です。

日勤と夜勤は共に一日8時間勤務で月22~24日勤務です。

隔日勤務は一日あたり約16時間~20時間以上と長時間の勤務ですが、勤務明けは20時間以上の休憩として休日になるのです。

この記事では隔日勤務を主に紹介していきたいと思います。 

タクシー会社で働くメリット・デメリット

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当然ながらこの仕事にもメリットとデメリットがあります。

自分で体験した限りの善し悪しを紹介します。

メリット

  • 自分のペースで仕事と休憩時間を調整できる
  • 1人で黙々と働けて人間関係のしがらみがない
  • 歩合制で売上の分だけ給料がアップする
  • 勤務日数より休日が多い
  • チップがもらえる
自分のペースで仕事と休憩時間を調整できる

タクシーの仕事は本人に委任されています。

ノルマや仕事のやり方などを指図されることはありません。

あってもせいぜい客待ちの並び方程度です。

休憩のタイミングや休憩時間も全て自分の自由にできます。

1人で黙々と働けて人間関係のしがらみがない

接客業ですが、常にお客さんと一期一会の仕事なので人間関係等のしがらみがほとんどありません。

始まりから終わりまでほぼ1人で完結します。

歩合制で売上の分だけ給料がアップする

タクシー会社での収入は大抵の場合は完全歩合制です。

その日の売上の半分が会社、もう半分が自分の賃金になります。

そのため働いた分だけ稼ぎも上がります。

大まかな賃金の計算は以下の通りになります。

 月の営業収入消費税÷2(会社へ納金分)給料各種保険料手取り額

勤務日数より休日が多い

隔日勤務は勤務明けが必ず20時間以上の休憩になるので、出勤した次の日は「明け番」として休みになります。

これは公休ではなくあくまでも休憩時間になりますので、公休は別に存在します。

ひと月に6日~8日分ほどの公休があります。

この公休と明け番が重なることで、3連休になる日が月に2,3回あります。

月の勤務日数も決められており、月平均12日勤務になります。

これに不測の事態等を想定した予備日として1日分の休日出勤を加算しても最大で13日の勤務となります。

この13日が法的に定められたひと月の最大勤務日数で、以降の出勤は労働基準法に違反します。

ちなみに最大で13日と言っても、あくまで非常用なので、常時使っていい日というわけではありません。

会社の中には月13日出勤が常態化している会社もありますが、これも労基にバレたら怒られる事案です。

チップがもらえる

この仕事の魅力の一つであり、従事する人の特権です。

お客さんの中にはお釣りをいらないという人もいますが、その不要となったお釣りは自分の懐に入れていいことを会社が容認しています。

時にはわざわざジュース代やチップをちゃんとくれるお客さんもいます。

差し入れでお茶やパンなどといった飲食物をくれる場合もあります。

チップは平均10円~500円の間ですが、12日~13日勤務で数千円単位になります。

羽振りがいいとひと月のチップで一万円近くになる時もあります。

チップは会社と折半せずダイレクトに自分の給与になるのでその存在は非常に大きいです。

デメリット

  • 一回の勤務時間が長い
  • 長時間同じ姿勢で疲れやすい
  • 歩合制で売上の分だけ給料がダウンする
  • お盆や正月、GWなどの暦に基づいた祝日や連休の概念がない
 一回の勤務時間が長い

隔日勤務とは、いわば一日の出勤で二日分働くといった仕組みです。

そのため勤務時間が必然的に通常の二倍またはそれ以上の時間になります。

しかし時間を長く感じる時も無いわけではないですが、仕事が多忙な時はあっという間に時間が過ぎますので、極端に苦痛に思ったことはありません。

長時間同じ姿勢で疲れやすい

これは運転関連の仕事では避けられない共通の問題です。

仕事柄肩や腰に負担が来ます。

この負担を軽減するために休みの日はしっかり体を休めたり、仕事でも負担を抑えられる座席用のクッションなどの備品を自前で揃えて対策します。

 歩合制で売上の分だけ給料がダウンする

歩合制はメリットにも書きましたが、逆もまた然りということです。

働いた分だけ給料も上がりますが、働かない分だけ給料も下がります。

また、時期や天候によって稼げる時と稼げない時があります。

お盆や正月、GWなどの暦に基づいた祝日や連休の概念がない

仕事→休み→仕事→休みを繰り返す仕事の性質上、カレンダーの祝日や連休にシフトが左右されません。

休みは多いのですが、お盆休みや正月休みなどが存在しないのがこの仕事の難点です。

これらの休みに併せて休むには、有休などを活用する必要があります。

有休を入れてもその前後は明け番なので、一日分の有休で三連休にできるのはある意味では強みとも言えるでしょう。

タクシー会社に入社するまで

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タクシー会社に就職を検討するなら、まずどこのタクシー会社に入社するか決めなければなりません。

仕事内容はどの会社もまったく同じですが、勤務先の位置や勤務体系・時間、給与や各種待遇面は会社によって案外大きく異なります。

会社探しはまず自分の求める環境に合っているかを確認してください。

よくタクシーの車に『運転手募集』のステッカーが貼られてますが、それを見たまま応募はせずに、ネットの会社ホームページや求人サイトなどで求人情報を確認することを推奨します。

ホームページを持っていない会社でも、求人サイトやハローワークの求人に掲載していることがあります。

面接で確認すること

タクシーの面接は別に何か特別なことをすることはありません。

普通に履歴書持参する普通の面接です。

服装は一応『正社員』での求人だったのでスーツで行きました。

恐らくTPOを意識してればカジュアルな私服でも大丈夫です。

基本的にどの会社も高齢者ドライバーばかりで、歳や健康などの理由で人の出入りが激しいため、若くて長く働いてくれるドライバーは喉から手が出るほど欲しいのです。

なのでよっぽど黒い経歴がない限り、まず落ちません。

話を聞いた上で正式に入社を希望するか否か判断を委ねられます。

面接で特に確認しなければならないことがあります。

賃金がどれぐらいもらえるか

収入が自分の生活環境に許容できるか確認しましょう。

求人情報に掲載されている給与額は絵面を良く見せるために休まない勢いで目いっぱいまで働いた場合の金額を書いてある場合があります。

これはどの企業の求人もやり口は同じですね。

入社してからやっぱ食べていけないと退職する人もいます。

その際祝い金や二種免許取得費用を現金で返さなければならないので、慎重に検討して判断してください。

事故発生時の金銭問題

これが最も重要な質問事項です。

会社説明時に説明してもらえたなら良いですが、何も説明されなかったら必ず聞いてください。

事故時の車の破損やけが人を出してしまった際、補償してくれる会社と補償してくれない会社があります。

会社によって細かい差異があるので、必ず確認してください。

ちなみに私が所属する会社の場合は、ほぼ補償しつつ、1万円ほどを給料から差し引くような感じです。

入社して二種免許取得から実務開始まで

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タクシーの仕事には普通二種免許が必要です。

二種免許未取得なら二種免許取得のために教習所に通う必要があります。

取得には普通免許を取得して3年以上経過していることと、費用もおよそ20万前後は掛かります。

ですが最近では二種免許の取得費用を会社が負担してくれます。

ただしその場合、免許取得から実務開始までの間は収入が入りません。

健康診断、二種免許の取得、タクシーセンターでの研修、実地研修まで掛かる期間がおよそ2週間~1ヶ月です。

そのため入社前に1,2ヶ月の生活費を余力に用意しておくことを推奨します。

ちなみに実務までの研修期間中は1日あたり1万前後の日当が大抵出ます。

健康診断

事前に会社が予約した病院で行う普通の身体測定などの健康診断です。

特に立て込まなければ二時間前後、半日程度で終ります。

二種免許の取得過程

スケジュールにもよりますが、教習所に大体1週間通って、免許センターで最終試験を受ける流れです。

教習所は1週間で修了を目指すために朝から夜まですし詰めの時間割になります。

中には半日で終わる日もあります。やることは普通一種の時とほぼ同じです。

学科と技能を一種とほぼ同じような内容でやって、効果測定と卒業検定を経て教習所は卒業。

あとは免許センターで試験をやって合格すれば完了です。

都会近辺の教習所では二種の生徒はそこそこいるそうですが、都会から離れた教習所では二種の生徒はほぼいないそうです。

当時の私の場合も二種面の教習は自分を含めて二人だけでした。

免許センターの試験

教習所の試験はよっぽどのことがない限り教官がなんとか一発で卒業できるように甘めに評価してくれます。

しかし免許センターの試験は別です。

ネットで調べると結構落ちてる人がいます。

実際、教習所でも教官に伺ってみると…

  • 「大抵一回は落ちる」
  • 「ここの授業をしっかり暗記しても合格できるかは正直厳しい…」

と、ちょっと及び腰な感じ。

試験は従来と同じマークシート式95問の○☓問題です。

  • 文章問題1問につき1点
  • イラスト付き問題3種が1問につき2点

 100点満点中90点以上で合格です。

試験問題の対策として、教習所または自宅の家のPC、自分のスマホなどで模擬試験ができる専用サイトがあります。

しかしこれらは免許センターと直結しているサービスではないので、この問題がほぼ丸々試験に出るということではありません。

同じものもあれば、文章や問題の答えの部分が若干違ったり、全く見たことがない問題も出てきます。

なので模擬試験は少なくともほぼ100%暗記で合格点獲得は必須です。

これでも怪しいので、私は本屋などで二種面取得の本を購入しました。

(ブックオフで安い中古本を見つけて買いました)

極端な話、教習所でもらった教科書を標識の種類から運転の仕方やルールなど隅々まで暗記できたらほぼ高確率で合格できます。

試験問題の内容は二種だから専門的で難しいということはありません。

そのほとんどが普通一種とほぼ同じ内容です。

ただし、微妙に内容が異なってたりややこしいひっかけ問題が特に多いです。

落ちた人の原因はほとんどこのひっかけに引っかかってしまったことでしょう。

恐らく模試と参考書で補填すれば80%以上はほぼ正解できると思います。

しかし、残りの20%はひっかけ問題や全く見たことがない問題が予測されます。

そこだけ注意しておく必要があります。

なので試や参考書に慣れたら、知らない問題が出た時のことも想定して教科書などを参照しておくことを推奨します。

仮に不合格しても再試験を受けることは可能です。

別料金は掛かりますが、1,2回なら会社が負担してくれる場合があります。 

心配なら事前に会社に落ちた時のことを確認しておくことをお勧めします。

大体の話を聞く限り、会社側も一発合格は理想だけど、一回は落ちることを想定しているみたいです…。

ちなみに私はは合格点ギリギリ90点で無事一発合格することができました^^;

タクシーセンターでの研修

タクシーセンターと呼ばれる公益財団法人で座学の研修を受けます。

大体朝から夕方までの3,4日間の研修です。

タクシーの仕事の基本ルールや各勤務先にまつわる地理試験を受けることになります。

この試験は勤務地が都会から離れた地方田舎組の試験は簡単ですが、都会側の試験はとても難しいそうで、国家試験になるとのことです。

実際、私が研修を受けた時は都会側志望の方が丁度30人ほどいましたが、地方組は私を含めて5人ぐらいででした。

地方組は4日の研修で最終日が試験でしたが、都会組は3日の研修で最終日が試験日、4日目に不合格者の再試験日を設けていました。

私はチョイミスをして一回不合格になりましたが、その場で再試験してすぐに合格できました。

すべて修了してセンターを出ると、入口前に都会側志望の再試験を受ける人たちが大勢控えていました。

見る限りほぼ全員が不合格してたっぽいです。

都会は稼げるとは聞きますが、その道は険しそうです。

実地研修

これが最後の研修です。

3日間、勤務先の営業所で先輩の車の助手席に同情して一日過ごします。

仕事の流れを見つつ、たまに自分がお客さんを乗せて運転します。

座りっぱなしなのでなかなかキツいです…。

これが終わると次は自分一人で仕事をすることになります。

実務開始

研修を終えたらすぐぶっつけ本番の実務です。

普通に現役の先輩方と並んでその日の業務を一人で行います。

当然入社前の段階から果たして自分なんかにできるのか?と、身も心も恐怖と緊張でプルプルと震えていました。
特に道が全然詳しくないことに不安を覚えていました。
研修の3日間程度で道なんかまず覚えられません。
しかしこれは自分だけに限った話ではなく、ドライバーやってる人たち共通の経験のようです。
どんなベテランでも最初はみんな及び腰だったらしいです。
基本的に道の覚え方はお客さんに聞くのが最善だそうです。
最近の車両にはちゃんとカーナビも搭載されてますが、ナビは大きい道を優先したルートでガイドするため、目的地から迂回してしまうケースが多々あります。
なので基本は客さんから道を聞いて、どうしてもわからない場合はナビを使うような手順を踏みます。
お客さんによっては行き先が今回初めて行く場所ってこともちょくちょくあります。
道を聞くのが気まずい、怒られそうで怖いって不安はあると思います。
私もそれで最初はハラハラしてました…。
しかし意を決して自分が新人でまだ道に詳しくないので教えてくださいと言ってみると、ほとんどの人が親切に教えてくれました。
爺ちゃん婆ちゃん、お姉さん、おじさん、お兄さん、みんなちゃんと丁寧に教えてくれました。
ベテランの方々が道に詳しいのは、独学などではなく全部お客さんに教えてもらったものだと共通して言ってます。
つまるところ、タクシードライバーを育てるのはお客さんなのです。
 
一番やってはいけないのは知らないのに知ったかぶりをすることです。
後になってわからないことが発覚すると当然お客さんは怒ります。
わからないことは素直にわからないと言いましょう。
どんなに強面の人でも、ほとんどのお客さんは丁寧に教えてくれます。

タクシー乗務員の一日の流れ

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 タクシーの仕事における一日の流れは以下の通りになります。

  1. 点呼・点検
  2. 営業開始
  3. 休憩
  4. 営業再開
  5. 給油
  6. 休憩
  7. 営業再開
  8. 洗車・納金
点呼
出勤して最初に行うことです。
運行管理者と点呼し、健康状態とアルコールのチェックを行います。
アルコールはたとえ微量でもあれば即アウトになって仕事ができません。
アルコールが抜けてから再度出勤するか欠勤するしかありません。
このチェックに何度も引っかかると解雇の懸念も出てきますので、前日などにあまり深酒をしないようにしてください。
当然何らかの体調不良もあれば仕事はできません。
お客さんの安全が掛かっていますから会社も無茶させるわけにもいきません。
点検
点呼が終わった後はその日乗る車の点検です。
やることは教習所でやってた点検と全く同じです。
日頃から整備担当の人とかも触ってるので、それほど深刻な問題は早々ないと思います。
強いて言うなら仕事柄エアコンの使用率が高いので、ラジエーター液の補充頻度が多いです。
また、車体に傷などがないかをチェックすることも必須です。
どこかにぶつけたり擦ったりしたら自己申告しなければなりませんが、前日その車に乗っていた前任者が報告を怠ったり、やらかしたことに気付かなかった人も中にはいますので、記録にない傷がないかチェックして、あれば必ず報告してください。
そうしないと次にその車に乗る人が傷の報告をした際に自分がやらかしたのではないかと目をつけられます。
その場合修理代を給料から差っ引かれる場合があるので要注意です。
記録にない傷がないか車体全体を観察して、何かあれば必ず報告しましょう。
営業
タクシードライバーの本業です。
お客さんを乗せて目的地まで向かいます。
都内などの都会では『流し』などと呼ばれる
お客さんを拾えそうな道を走って拾うみたいなやり方がありますが、都会から離れた地方組では流しはほとんどやりません。
率直な話、そんなに拾えるほどお客さんが道にいないのです。
全くいないというわけではありませんが、都内と比べたらおよそ10分の1以下と見ていいでしょう。
大抵の場合は駅前で待機するか、役所や病院などの公共施設前で待機するのがほとんどです。
駅や施設前などの待機はその地域によってタクシー会社共通での『取り決め』による並び方などがあるので、それは事前に先輩や運行管理者にしっかり確認しておくことを推奨します。
また、タクシー車両には『無線』が搭載されており、これは営業所のセンターにてお客さんから電話でタクシーを呼ばれた際、最寄りのタクシーに無線で伝達して迎えに行ってもらうシステムです。
よくタクシー助手席前にあるランプに『迎車』などと表示されているのがそれです。
しかしこれは入社して1ヶ月前後は使えない場合があります。
仕事に慣れてから使えるみたいな感じです。
この無線のあるないはとても大きく、客待ちで停滞している時などお客を降ろした帰り道などに無線が入るので、売上に大きく貢献します。
無線と言ってもアラームが鳴って了承のボタン押したら車載のカーナビにお迎え先がガイドされるので、センター側と会話することはほぼありません。
到着したのにお客さんがいなかったり、何か問題があったりするとセンター側から声が掛かることもあります。
その時は無線のマイク使って応答します。
常連のお客さんなどは行き先まで決まった道を持ってたりするので、その場から最短で目的地に行く道があまりわからない場合などは素直にお客さんに尋ねた方が良いです。
よっぽど変な客でない限り、みんな結構丁寧に教えてくれます。
営業は会社が決めた規定の範囲内なら自分のタイミングで終了させることができます。
会社から何時まで働くよう強要されることはありません。
私の場合は終電のお客さんがいなくなったらそそくさと帰ります。
休憩
何時でも好きなように取ることができます。
車が使い放題なので、ご飯の美味い店探しなども容易です。
自宅に帰ってくつろぐなんてのもありです。
私の場合は昼と夜の二箇所で適当に休憩してます。
給油
朝から深夜までの隔日勤務は一日あたり100キロぐらいは走ります。
たとえ今日一日走る分はあっても、翌日の乗務員のためにどこかの時間で給油することが義務付けられています。
大抵よく見る黒いセダン型のタクシー車両こと、トヨタのクラウン・コンフォートはガソリンではなくプロパンガスで走ってます。
これは単にコンフォートとプロパンが共に安いからという理由です。
ちなみにプロパンはガソリンより格安ですが、馬力はガソリンに比べて貧弱です。
勾配な坂が馬力不足で登れないなんてこともあるそうです。
ガスを入れるスタンドは会社が契約した決められた場所があると思うので、時間やお客さんを降ろした帰り道の位置などを計算して上手いこと給油のタイミングを作ることをお勧めします。
洗車
営業を終えて営業所に帰庫したら車を洗います。
会社によっては営業所に洗車機がある会社とない会社があります。
これも入社前に確認しておくと良いですね。
営業所を使わずにガソリンスタンドの洗車機を使う人も中にはいます。
スタンドなどの利用は会社によって洗車代が自腹になる可能性があるので注意です。
洗車をしても利益は入らないので、なるべく早く終わらせてさっさと帰るのがベストです。
私の場合は夜間の営業途中に先に洗車を済ませて営業終了時は納金だけして帰るようにしてます。
車内も足元のマットを洗ったり、砂やゴミなどを払って次の人のために綺麗にしておきます。
納金・納車・勤務終了
その日の営業収入と日報を会社に提出します。
ここまで済ませて車を車庫に収めてキーを返したら業務は終了です。
あとはお家に帰って寝るだけです。

実際に働いてみて思った感想

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以上がタクシーで働く1日の流れになります。
何時から始まって何時に終わるのかは会社によって異なります。
歩合制だと、稼げば稼ぐほどその月の自分の給料が上がってきますが、無理をすると事故に繋がりますので無理をせず自分のペースに合った勤務体系の会社で働くことを推奨します。
昨今交通事故が如何に恐ろしいかはもう誰もが思い知ってると思います。
会社によってその内容は様々なので、自分に合った会社をまず選んでください。
選べたらあとは無理なく働けば誰も文句は言わないので、食い扶持も休みも両立できるはずです。
私が働いてみた限りでは、高齢者ばかりが目立つ職場ですが、全然若者でもやっていけます。
むしろ人間関係や過重労働に辟易している若者向けな感じがします。
実際、タクシー業界がブラックかどうかは調べてみてもらえるとわかりますが、それほど黒い噂を聞きません。
むしろホワイトに近いという評判の方が目立つはずです。
とはいえ、タクシー会社にも良い会社と悪い会社はあるようなので、入社を検討する際はちゃんとよく会社での待遇を確認したり、他社と比較してみることを推奨します。
最初こそ自分にこの仕事ができるだろうか?と不安に駆られますが、タクシーの仕事は高齢者の方が圧倒的に多いです。
中には70代や80代にも達する方もこの仕事で働いています。
そんな高齢者でもこの仕事で働くことができるのです。
決して難しい仕事ではありません。

大きな夢を持つ人にこの仕事をおすすめしたい

元々私はタクシーで働きたくてタクシーを選んだけではありません。
人にはそれぞれやりたいことなどといったがあるかと思います。
例えば私の場合は作家になりたくて、ゆくゆくは作家の仕事で食べていけるようになりたいと考えています。
しかしこういったクリエイティブな夢はすぐに実現できるものではありません。
仮に実現できたとしても、すぐに自分の生活を支えられるほどの収入を得るのも相当難しいです。
結局別の仕事で働いて生活費を稼ぎながら夢の実現を目指す体制になると思います。
本当は夢を実現させることへの自己鍛錬に時間を全て投資したくても、生活費のための仕事で中々時間を割けない。
週休二日程度の休日だけでは圧倒的に足りない…そんな人に私はこの仕事をおすすめしたいです。
前述したように隔日勤務で働くとひと月あたりの仕事は12日前後であとは休日です。
時間の使いようはいくらでもあります。
つまりタクシーの隔日勤務は、仕事で生活費を稼ぎつつ、その休みを自己鍛錬に投資しやすいのです。
良い転職先、自分でもやれる仕事が見つからなくて途方に暮れてたら、これを参考に選択肢として視野が広がってもらえれば幸いです。

 

 

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