個人の趣味や仕事に最近では在宅勤務などで自室でPCを触る機会が増えてきていると思われます。
かく言う自分も家にいる日は常にPCを触っているので、その傍らに何かしらの飲み物も置いています。
長くPCを触っている人なら一度ぐらいは経験しているかもしれないのがキーボードの水濡れです。
うっかり飲み物をキーボードにこぼしてしまうトラブルはPCで作業をする人には常に付いて回る危険です。
自分も長くPCを触ってきていますが、今の今まではこぼさずに安全にやってこれていましたが、この記事を書く前の一昨年に一回、そしてつい先月に一回やらかしてヒーヒーする羽目になりました。
長年PCをほぼ毎日レベルで触ってきて、2回しか起きなかったのはある意味奇跡的だと思えますが、当人としましては、流石に2回もやらかすと懲りました…^^;
そこで今回はキーボードに飲み物をこぼした時の対処法と、今後同じようにこぼさないための対策を紹介したいと思います。
キーボードにお茶やコーヒーをこぼした時の対処法
こぼしてしまったからと言ってすぐに使い物にならないという訳ではありません。
然るべき対処をすれば元通りに復旧させることができます。
(※絶対復旧すると保証はできませんが、その場で出来得る限りとしての万策です)
キーボードにこぼした程度にもよりますが、完全復旧するまでは約1~3時間ほどの時間を要します。
浸水によって起きる不具合
まず、キーボードが浸水した際には以下のような不具合が起きます。
・浸水したキーが無反応
・キーが重複操作される
どれもPCを操作する上では致命的な問題です。
放置してもほぼ改善はされません。
最悪の場合、対処しても治らずに壊れてしまう場合もありますので、予めお覚悟ください。
用意するもの
・ティッシュなどの拭くもの
・エアーダスター
・ドライバー
・ドライヤー
綿棒などもあると細かい箇所を拭くのに最適です。
こぼしたものがお茶やコーヒー、ジュースのように色があったり糖分などがあるものはシミやベタつきの原因もなるので、ウェットティッシュなどで拭いてからティッシュや布で乾拭きをするのがおすすめです。
対処法
その1:キーボードの電源を抜く
浸水でショートしないように有線接続タイプならPCに繋いでいる配線を抜き、無線接続のタイプならスイッチをオフにします。
その2:机の周りの水気を拭き取る。
キーボード内部に浸水したものがどの道流れ出てきますので、最初はそこまできれいに拭かずに他の機材に被害が拡大しない程度に大きな水たまりのみを軽く拭き取る感じです。
その3:キーボードを分解して中の水気をきれいに拭き取る
キーボード内部の水気を完全に拭き取らないとキーボードが壊れてしまいます。
キーボードが無事に復旧できるかどうかは水気を全て取り除くこの作業にかかっています。
大抵場合、キーボードの裏面に固定用のネジがありますのでそれらを全てドライバーで取り除きます。
特殊な形状のネジでなければ百均で売っているような精密ドライバーセットで事足りるはずです。
ネジを全て外す理由は単に分解するためだけでなく、ネジ穴の隙間に入り込んだ水気も取る必要があるからです。
放置するとネジが錆びる原因にもなるしね
また、ネジ穴やキーや各パーツの隙間などに入り込んだ水気は手では拭き取れないので、エアーダスターを使った風圧で隙間から吹き飛ばしてから拭き取るようにします。
キーボード内部に入っているシートなどのパーツは拭き取っても水気が乾きにくい場合があるので、必要に応じてドライヤーを使って乾かします。
あまりドライヤーをキツくすると変形する可能性がありますので、強すぎない程度にさじ加減することをおすすめします
その4:キーボードを乾かす
拭き終わってすぐに使おうとしても、水気が完全に乾いていないとキーが正常に動作しませんので、少なくとも全て拭き終わったら約30分~1時間ほど乾かします。
直射日光に当てるとパーツに負担を与えかねないので、風通しの良い明るい日陰で乾かすことをおすすめします。
扇風機やサーキュレーターで弱い風を当てて乾かすのもありです
その5:キーボードを組み直して動作確認をする
乾かした後はキーボードを組み直してPCに再接続をしてみます。
そしてメモ帳でもなんでもいいので全てのキーが正常に動作するかを確認します。
キーが反応しなかったり、一つのキーを押しただけで複数の文字が入力されてしまうような重複操作が出てしまう場合はまだキーボードが完全に乾いていない可能性があります。
また、見落としていた隙間などに水気が残っている場合もありますので、エアーダスターで拭いて確認し、水気があれば拭き取って再び乾かしてください。
その後再び動作確認して正常に動作すれば復旧は完了です。
万が一2,3日乾かしておいても復旧しなければ完全に壊れたものとして、新しいキーボードに買い換えることをおすすめします。
キーボードにこぼさないための対策
二回もこぼすともう絶対二度とこんなことはしたくないと思ったので、こぼさないための対策を講じました。
これはちょっとしたアイテムを用意するだけで簡単に改善できました。
それが机用のドリンクホルダーです。
机の縁に固定するタイプで、キーボードから離れた位置に設置し、構造上からまず机の上にこぼれることがないものです。
机に固定する方法はネジで挟んで固定するクランプ式と洗濯バサミのようにワンタッチで固定できるクリップ式があります。
私は材質と固定の強度を考慮してクランプ式のものを購入しました。
一度しっかり固定できればまずそう簡単に外れることはありません。
白い円形のものは付属していた滑り止めシールです。
カップを滑らせない配慮のものですが、Cの字の形になっているフレームからカップがはみ出て落下することはまずありません。
この上に直接カップを置くのも良いですが、百均で売っていたコルクコースターを置くことで結露やこぼれた水気の吸水と撥水性を良くするのがおすすめです。
ホルダーの幅も余裕があるので、サーモスの350mlのマグカップもピッタリ入ります。
もちろん、1Lの味ポンもピッタリ入りますのでご安心ください♪
思いの外優秀で結構気に入っていますw
また、キーボードについてですが、万が一の水濡れトラブルに備えて予備のキーボードを一つ用意しておくのもおすすめです。
復旧するにしても乾くまでに時間を要しますので、急ぎの作業の最中の場合は特に重宝します。
キーボードもピンきりで安くても品質的には十分なものはちゃんとしたメーカの製品はたくさんあります。
一応それも万が一のことを考えて、ノーブランドの製品ではないちゃんとしたメーカーの製品であることと、接続の安定性を考慮して有線接続のものをおすすめします。
自分も机の下にいつでも出せるように忍ばせてます
この他に最後の砦として、使っているキーボードにカバーを掛けることで最低でもキーボードの内部への浸水を防ぐという対策もあります。
以上がキーボードに飲み物をこぼした時の対処法とこぼさないための対策になります。
PCを触る人なら人生で数回は遭遇するであろうトラブルですので、そんな悲劇を免れるためのお役に立てたら幸いです。
もし「いいね!」と思えたら、どれかポチって頂けると今後の励みになります!
コメント