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【働き方・総評】本当は働きたくない一人暮らしのオタクが少しでも楽するためにタクシー会社で働いてみた1年後の感想

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私がブログを始めると同時に生活維持のために転職したタクシー会社に入社して約1年が経ちました。

当初想像していなかった環境や経験を得られたので、この記事ではそれら体験談をまとめていきたいと思います。

 

 

まず、タクシーの仕事に関しては以下の記事にて詳しく書かせて頂きました。

 

www.kamikuradourakudo.com


この内容を踏まえて仕事に関する感想を書いております。

なんでタクシー会社に転職したのか?

そもそも私は当初タクシー会社に入社する予定は微塵もありませんでした

接客ができない訳じゃないけど、好きではない面倒くさい道覚えるの大変そうなどと言った理由で敬遠しておりました

しかしそれ以前に選択肢として存在していなかったが最も大きいです。

ちょうど1年前、私は実家を出て一人暮らしを始めました。

まぁ親から自立しろとは常々言われてましたし、その他色々面倒事もあったので、拒否する理由もありませんでした。

そうして好条件の賃貸物件を見つけて契約した頃合いに前後して、派遣の仕事で近隣の大きな工場を見つけたので、そこで生計を立てながら生活する計画を立てました。

 

ところが!

 

入社して1ヶ月を待たずして派遣先の職場が一方的に契約を打ち切りました。

理由は仕事のミスを指摘されていましたが、打ち切られる規模のミスをしたわけじゃないし、その会社が近日移転による人員削減を計画していたことが後になって発覚しました。

結果、私は賃貸契約したと同時に無職にされました。

この時は正直めちゃくちゃ焦りました。

数ヶ月ぐらいなら持ちこたえる貯蓄はまだ残っていましたが、仕事探しなんてよっぽどタイミングが合わないと長期化してしまいます。

部屋を契約した直後にこれは流石に参りました…。

その後付け焼き刃の派遣を再び始めましたが、結局待遇や業務内容に納得がいかずに辞めました。

結論として、派遣はろくなものじゃないって事を痛感しました。

 

どの道派遣の契約も有限だから将来性は無いっすね

 

そして今度は過去のデバッグ業務経験を活かして都内のゲーム会社にアルバイトで入社しました。

仕事内容そのものは難なくこなせたけど、どうにも労働者への扱いが雑過ぎる。

残業は常態化してるし、情報共有やホウレンソウの機能が死んでいました。

何とか改善しようと試みるも失敗し、そして当初予想していなかった別会社への派遣を行われました。

この会社も大手であるにも関わらず、管理が雑でした。

まず、上司がメールの文字を小さすぎて読めないという老人です。

半分ボケてしまっているのか、言ってることとやってることの矛盾のしわ寄せがこちらに寄って来て、丸投げされた業務に後始末ばかりが増えました。

最終的に投げられた業務を完遂してから会社を退職しました。

何より都内通いであったため、通勤時間を要してしまい、帰宅する頃には夜中になっていたため、身が持ちませんでした。

過去の記事にも書いたように、こういった背景から私は以下のことで働くことに心底嫌気が差しました。

 

    • 仕事量の割に賃金は少ない
    • 気に入らない上司に指図されるのが腹立たしい
    • 関わりたくもない人間関係に巻き込まれるのは御免

 

もう働くことにウンザリしたっす

 

そうして私はこれらに可能な限り抵触しないジャンルの仕事を探した末、最終的に親からのアドバイスでタクシー会社への転職を決意しました。 

決意に至った理由は以下の通りです。

 

  • 休日が多い(月12日勤務以外は全て休日)
  • 人から指図を受けない
  • 人間関係がほぼない
  • たまたま職場が近くだった

 

タクシーには仕事をした翌日が休日になる隔日勤務制が採用されているので、お金も欲しいけど自分の時間が特に欲しい私には好都合でした。

それでいて働きながらこうしてブログの更新にもゆとりができます。

実際それは一年間働いても余裕は維持されています。

 

その代わり毎日働くような仕事は二度とやりたくなくなるけどね

 

タクシー会社で働いてみた感想

 私は自分の目標の実現と、それまでの生活維持のために少しでも楽に働ける仕事としてタクシー会社を選びました。

私が所属する会社に限らず、業界全体として年齢層は40代~70代の中年から高齢者が主体で、若者の存在は非常に珍しいです。

その仕事は、ある程度覚えることはありますが、IT・事務関係のオフィスワークや建築や工場などの肉体労働よりも圧倒的に楽です。

朝から深夜まで働くのしんどくない?って思うかもしれませんが、案外やれます。

特にお客さん乗せて運転してる間の時間の経過が早いこと早いこと。

感覚的に例えるなら、昼間テレビゲームで遊んでたら、気が付いたら夜になってたみたいな感覚です。

自分で決めた売上目標稼ごうとあっちこっち走り回ってると、気がついたら夜になってるってのがほぼ当たり前です。

下手したら時間が足りない…とすら思う時もあります。

昨今のブラック企業と比較しても限りなくホワイトに近いです。

本当かどうかはタクシーの仕事がブラックかどうか普通にググって自分で確かめてみるといいです。

灰色に近いことはあっても、ドス黒い評価はほぼ見かけません。

残業もなく、休みもしっかり取れてプライベートも確保できる。

待遇としても全然悪くない。

にもかかわらず、若者が全然いないのはちょっと惜しいと思いつつ、その原因はひとえにタクシーで働くという選択肢がそもそも視野に入っていないことなのだと思います。

だって普通に考えても、『タクシーで働く』なんて選択肢が、どうやって表示されるのか思いつきもしませんよね^^;

実際、私も母に言われるまでは考えもしませんでした。

会社の待遇にもよりますが、私的にはおすすめの仕事です。

そして若者がもっと増えて欲しいと思います。

若者が少ないからこそある問題

タクシー会社の待遇は劣悪ではありませんが、若者が少ないがために、待遇面に抜けがいくつかあります。

社会保険や雇用保険、賞与などはあるし、仕事じゃチップもらえることもある。

会社から思わぬ臨時収入が入ることもあります。

例えば、うちの会社では創設何周年記念として、全ドライバーに1500円が贈呈されました。

更に誕生日には1500円分のクオカードをもらいました。

こういった細かい面は非常に良いのですが、育児手当や住宅手当などと、家族持ちや若者の生活向けの福利厚生面が無かったりして、手当の面が意外と脆弱なのです。

これは恐らく、乗務員の大半が中高年だからと思われます。

中高年じゃ育児なんてとうに終わったことだし、生活も年金もらいながら働いてる高齢者人口の方が多いくらいです。

そのため労働者の年齢層的にこういった福利厚生に関心や執着がないのです。

うちでも流石に改善するべきじゃないかという声もありますが、やっぱり年齢層のこともあって消極的な感じがあります。

だから福利厚生を充実させるには、若者が増えることが不可欠になるのです。

そう考えた時、20代~30代主体のタクシー会社を創設したら、案外成功するんじゃないか?って思う時があります。

特に昨今は高齢者ドライバーの事故が多くなっているため、高齢ドライバーもお客も自他共に不安視しています。

乗るお客さんによっては若い人だと気が楽になる、気さくに話せて良い、などという声も聞きました。

タクシードライバーにも色々な人がいますからね。

明らかに変な人も中にはいます。かく言ううちも例外ではありませんw

だから、前に乗ったタクシーの運転手が態度悪かったなどの愚痴をちょくちょく耳にします。

運転は上手くても、無愛想だったり過去に接客経験がないために接客慣れしてない人も多いので、そういった面では若者はこれから大いに活躍できる場なのではないかと思います。

ヘビースモーカーも結構多い…ってかほぼ全員なので、タバコを吸わない若いドライバー全般で営業するのも清潔感?みたいな良いイメージにもなると思います。

まぁそれ以上にほぼ全員ヘビースモーカーだから、営業所に禁煙と喫煙所の国境線が全く引かれてないことが私は悩ましいです…(ーー;)

吸わない人間からすれば、分煙はやっぱ重要ですよ!

車内がタバコ臭いとか喫煙場所じゃない場所でタバコを吸っているといった苦情はよく見かけます。

社畜にうんざりした若者の受け皿になるようなタクシー会社ができたら、大手に引けを取らないくらい活躍できるのではないかと思います。

 

若者が増えればより若者向けの制度や体制に変わってくると思います

 

これからのこと

私自身、この仕事が好きか?と聞かれると、別に好きではありません。

前述したように、あくまでも自分が好きなことをやるための前座の苦労の一環としてしか見ていません。

やらないで済むのなら今すぐにでも辞めたい気持ちです。

しかしそうも行かず働かざるを得ないから、少しでも楽にやれるという理由以上のものはありません。

社会体験的な目で見ると面白い仕事だとは思いますけどねw

別に本業でやってきたいとは思いません。

うざいクレーマーや酔っぱらいと遭遇する時もあるし、こっちが交通マナー守っていても、相手が危険運転してくる時が多々あるので、辟易します。

(先日も優先道路を走っていたら、一時停止の標識のある脇道から学生が左右確認も止まりもせずに飛び出してきて咄嗟に急ブレーキを踏んで危うく轢き殺しかけました)

 

こんなものやらず、素直にバイトでもやる方が気楽じゃね?

と、思うかもしれませんが、ちゃんと考えて選びました。

タクシーの仕事に必要な二種免許、これを持ってれば、タクシー会社を退職した後も

再就職をすることが容易なのです。

つまり、私はは本来やりたい作家業をやれたやれなかったにかかわらず、また職探しに悩んだ時、二種免許を持っていれば、いつでもタクシー会社に返り咲く事ができるのです。

以前の記事にも書きましたが、タクシー会社はよっぽど黒い経歴でもない限り、まず不採用にはなりません。

やりたいって訳ではないけど、少なくともこれで生活と収入に困ることはないという滑り止めの保険を仕込んだのです。

なにせタクシー会社なんて、70代前後のお爺ちゃんも働けるような職場なのですから、会社からすれば若い人材は貴重です。

若い内にちゃっちゃと二種取っておけば好都合なのです。

これで自分のやりたいことに投資しつつ、十分な力を手に入れたら、あとは会社を辞めて自分のやりたいことで独立です。

これが私の立てた後詰めも備えた計画です。

少しでも楽とはいえ、働くことに嫌気が差している以上、苦痛は絶えませんが、これを支えにしてやってます。

生まれやコネ、卓越した才能でもない限り、サラリーマンとして真っ当にコツコツ働いても、昨今の社会じゃまず報われません。

社畜でも生活できてればそれで良いのなら、それも善しだと思います。

それで自分が納得できているなら。

けれどもそうではなく、明らかに自分が納得していない、よくわからないけど、どこかに不満があると思ったら、すぐに計画を立てて行動するべきです。

すぐに実行はできなくても、計画は立てられます。

そんな人のために、この記事が末端でも参考になってもらえれば私としては幸いです。

 

 

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