神倉道楽堂

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【好きなことで生きていきたい】退職可能まで一年を切った近況報告

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生活の食いつなぎのためにタクシードライバーになった神倉テツです。

会社に入社して既に2年以上経過しました。

今までやってきた仕事とは全くジャンルが違う職種で、自分が嫌いな接客業で、勤務時間の長さに抵抗がありました。

それでもこの仕事を選んだ理由は、一人暮らしを始めた矢先でお金がなかったこと、隔日勤務によってまとまった休みが得られやすいこと、面倒な人間関係や人から指図を受けずに仕事ができることでした。

二種免許の費用は会社が負担し、更に入社祝い金30万円と二種免許講習も日給が支払われるので合計50万円ほどのお金がもらえます。

しかし、これらのお金は入社して3年以内に退社すると全額返還しなければなりません。

よって自分も3年は会社で働く必要があります。

現在は入社して既に2年4ヶ月ほど経過しています。

あと8ヶ月で返還の対象から外れます。

近況

仕事をした翌日が必ず休日になる隔日勤務とはいえ、一日16時間以上の拘束は身体にこたえます。

時間の流れそのものは結構早く感じます。

行き先が遠方でも近場でもお客さん一人乗せるだけで30分は潰せます。

2,3人で一時間は軽く消化できます。

だからよっぽどお客がいない時でない限り時間はあっと言う間に過ぎていきます。

しかし休憩や仕事帰りになるとその疲労がどっと来ます。

これがかなりしんどい。

へとへとになりながら帰宅してお風呂に入る頃には胸が締め付けられるような苦しさに悩まされます。

ある程度の時期は耐えることができたけど、流石に二年目になってくるとキツい……。

悪態をつく面倒な客、歩行者・自転車・自動車の交通マナー違反、事故などのリスクによるストレスが特に重い。

面倒な客と遭遇する頻度はそれほど高くないけど、当たると本当にだるい。

仕事である程度場数を踏むと上手いことあしらえるけどだるいもんはだるい。

上手くあしらうスキルを得られたのは良かったと思う。

元々忍耐なんて皆無に等しい人間だったので…^^;

事故は車を運転する仕事に従事すれば付き物だと思っておいた方がいい。

自分も大事故的なものは無かったけど、壁に擦ったり標識に当たったなどの物損事故はちまちまありました。

始末書書くのがだるいし、事故を起こしたことへの自責の念と仕事への抵抗感が半端ない。

この仕事の嫌なとこは、軽度の物損事故程度なら普通に仕事を継続しなければならないということ。

精神が揺らいで不安定な状態で今すぐ家に帰って部屋に籠もりたい!って思っててもそれが叶わない。

ウチの会社は事故が起きてもお金は会社が負担し、こちら側は給料の減額はないものの、賞与が減額されます。

ただ個人的には事故の経験は多少していた方が良いと思いました。

と言うのも、例えば誰かの車とすれ違いざまに擦った程度の事故でも最初は怖くなって逃げ出したくなりました。

「ああ、この心境が当て逃げやひき逃げのきっかけなってしまうのか…」と、そんな事を垣間見ることができます。

特に今まで事故を起こしたことがない人なんかは結構パニックになります。

頭の中が真っ白になって何をすればいいのかわからなくなります。

自分も最初は結構テンパりました…(ーー;)

それでもまだ軽度の物損程度ならそれほど深刻に考えずに済みます。

軽度の事故でも相手がいると結構衝撃的なので多少なりとも事故の感覚を知っておくと冷静に対応できます。

後に自分も相手がこっちに派手に擦ってきて相手側がテンパってた際にも「とりあえず車端寄せて警察に電話してね。ウチも会社に電話するからさ」と、普通に対処できました。

ちなみに相手側がやらかした事故でも始末書を書かないといけなかったので結局自分に非がなくても面倒かった。

最近では事故や面倒な客も減ったけど特に悩ませてるのは他人の交通マナーの悪さ。

車道をど真ん中に走る自転車、車が来てるのに車道に飛び出す歩行者、自分の車線の歩行者や自転車を追い抜くために既にこちらが走っている車線に無理矢理侵入してこっちが止まって道を譲る羽目になる対向車。

これらのストレスが半端ない。

元々車を運転するのは好きではなかったけど、地元のこの悪質な交通マナー違反でますます車の運転が嫌いになった。

 

そして2020年の年明けからコロナウィルスが蔓延すると状況が大きく変わった。

国の緊急事態宣言によって外出する人が激減。

毎日の交通量がお正月並みの少なさになった。

当然タクシーの利用客も激減。

病院への通院も会社への営業のお客もみんな自粛する形になって売り上げが従来の半分以下にまで落ちた。

完全歩合制だったため、給料は最低賃金すら下回ってしまった。

最終的に国が休業補償を出すに伴って会社は一日の稼働台数を削減した。

皮肉な話だけどコロナが追い風になってくれた。

稼働台数削減によって出勤一日おきに三連休が秋ごろまで構築されて自己投資への時間が充実していました。

減らされたシフト分は補償で補填され、支給額はコロナが流行る前の年末の各個人の売り上げを基準にした額の何割かを支給する形になった。

自分は昨年度末は結構頑張って稼いでいたので補償の額が結構充実していました。

月8日や9日勤務になっても給料は普段の12日勤務よりも高めの額になってました。

これは元のシフトじゃ働けないと思った。

しかし国の補償が年末で終わるのを皮切りに会社の台数削減も終了することになった。

9月頃からシフトが徐々に増やされていった。

再び身体への負担が倍増して今現在も気が滅入っている真っ只中です…(ーー;)

それでも来年の退職を目指して準備に勤しむ日々を送っています。

将来について考える

元々好きで入社した仕事ではないので散々「3年の我慢だ!」と、自分に言い聞かせて堪えながら働いていました。

入社の段階では仮に退社したら何をするのか?といったことは何一つ考えていませんでした。

…というより思いつかなかった。

何をしたいのか?何が出来るのか?といったものが具体的に思いつきませんでした。

最初はまず自分が何を望んでいるのかを考えました。

まずは端的かつ単純明快な願望を割り出して、具体的な内容や実現するための方法なんかは後回しに考えるようにしました。

とりあえずまずは「働きたくない」が一番の願望だった。

しばらくゆっくり休みたい。そして他人や会社というものに縛られない環境が欲しいと思いました。

もっと根本的な願望は、何物にも縛られずに伸び伸びとゲームで遊びたいというものがありました。

休みの日に好きなゲームで遊んでいても「明日には仕事だ…」みたいな心境になって羽根を伸ばすに伸ばしきれない感覚になりがちでした。

そんな感覚を無くしたいという事が自分が「働きたくない」と願う根本的な願望の原点でした。

元々ブログもそういった願望を実現する足がかりの一つで始めました。

全てが自分のペースで制御できる環境で過ごしたい。

だから自分はフリーランスの地位を目指すことにしました。

今の仕事も含めてこれまでの仕事でも多くのこと我慢して働いてきました。

若いうちに苦労は買っておいて方が良いとはよく言われるのは、社会における忍耐力を培うためというのが一番の目的と思われます。

確かに忍耐力は必要だし、嫌な環境に身を置かなければ得られるものではない。

だからこの考えは理解も出来るし賛同もする。

しかし人生10割中その100%近くを苦労で占めるのは何か違うと思う。

苦労の存在は否定しない。ただしそれが全てではない。

一つの栄養素のみを摂っておけば身体に問題はないなんて事は有り得ない。

バランスが整ってこそのベストコンディションです。

苦労や嫌のことばかりやり続けた結果、うつ病や自殺が蔓延し、ブラック企業なんて造語が生まれました。

社会でこれが当たり前のままやっていくと今に大きく破綻すると知識人も現場の労働者も多くの人が警告してきました。

しかし国も企業も働き方改革を謳いながら的外れな政策や雀の涙に等しい気休め程度の措置しかしなかった。

そんな状態をズルズル引きずってきた結果、コロナという思わぬ形でしっぺ返しを食らうことになった。

彼らが何年、何十年と積み重ねてきた成果がたかだか半年にも満たない月日で大赤字や倒産の危機に陥った。

こうして今までやるにやらなかった改革を「やらざるを得ない」形でやることになった。

大手企業までもが一寸先は闇に立たされてきているこの現状で「ただそこで働く」だけでいつまでも安定を得られるのか?という疑念も出てきました。

自分にある特技やスキルなどを活用し、自分にしかできない専売特許的なものを武器にしてやっていく環境を目指すべきだと結論付けました。

そんなこんなで自分は今、自分でできる物を色々チャレンジして環境を作っている真っ最中です。

常識や合理性で見たら「現実的ではない」「続けられるとは思えない」などといった世知辛い声が聞こえてきますが、それを鵜呑みにし続けてたら何もできないし、現状維持をしても良くなるという訳でもない。

そもそも大抵の人たちも仕事を探す時は明らかに自分の学歴や能力がアウェーな立場でもやれるだけの最善を尽くして最終的には何とか仕事が決まってやれてきているのです。

その行動過程だって常識や合理性だけで見たら「現実的ではない」と言えます。

それができているのだから、自分の得意分野で勝負することに及び腰にならなくてもいいと思います。

そう割り切って自分は嫌な仕事をやっていくことを辞めて好きなことでやっていくことを決心しました。

 

だってもうしんどいんだもん!

ええ加減ええ目を見てもええのんとちゃいますのん!?

 

普段からボヤいてますけど、老人になってから自由をもらっても何も嬉しくないんです!

杖突いた爺さんになってからあちこち旅行に行けますか!?

サバゲーで野山を駆けられますか!?

そうゆうのは若い頃に思いっきり楽しみたい!

こちとらやりたいことが多すぎて時間が全然足りていないというのに!

 

最後に今の自分の座右の銘で締めくくりたいと思います。

 

我が人生に仕事にかまける暇なし!

 

長々とお付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)m